女子ソフトボール・ワールドカップファイナルステージ開幕日 日本、オランダ、アメリカ、イタリアが白星発進
15/07/2024 1 記事を読む目安時間

女子ソフトボール・ワールドカップファイナルステージ開幕日 日本、オランダ、アメリカ、イタリアが白星発進

オランダは初日、プエルトリコを抜いて世界を驚かせた。イタリアはパワーと安定した投球を披露。日本とアメリカは優勝候補としてその実力を知らしめた。「この大会は、2028年のロサンゼルス・オリンピックの女子ソフトボール大会に向けた一歩です」と、開会式でWBSC会長のリッカルド・フラッカーリは語った。

イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州カスティオン・ディ・ストラーダで開催の第17回女子ソフトボールワールドカップファイナルステージ初日は、日本、オランダ、カナダ、イタリアが勝利した。第4試合の中国対イタリアは開会式後に開始された。

オランダのプエルトリコに対する勝利がこの日最大のサプライズだった。優勝候補の日本とアメリカは、オーストラリアとカナダを相手に手こずりながらもそれぞれの強みを生かして勝利を収めた。日本はオーストラリアの最高の場面で守備が活躍して無失点に抑え、アメリカは投手陣の層の厚さを見せつけた。イタリアは3本のホームランで印象的なパワーを見せつけた。

開会式でリッカルド・フラッカーリWBSC会長は「世界最高峰の女子ソフトボール22試合を期待しています」と語り、選手たちに向かって「この6日間、フィールドはみなさんのものです。この大会は、2028年のロサンゼルス・オリンピックでの女子ソフトボール大会に向けた一歩です」と激励した。

次の試合予定 WBSC Women's Softball World Cup 2024 - Finals

ビジターチーム

USA

2 : 0

ホームチーム

JPN


18/07/2024 11:00 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

CHN

5 : 2

ホームチーム

AUS


18/07/2024 14:00 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

NED

3 : 6

ホームチーム

CAN


18/07/2024 17:30 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

PUR

8 : 6

ホームチーム

ITA


18/07/2024 20:30 (UTC 2) - 決勝


ビジターチーム

CAN

2 : 7

ホームチーム

JPN


19/07/2024 11:00 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

CHN

4 : 1

ホームチーム

PUR


19/07/2024 14:00 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

NED

0 : 7

ホームチーム

USA


19/07/2024 17:30 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

AUS

3 : 1

ホームチーム

ITA


19/07/2024 20:30 (UTC 2) - 決勝


ビジターチーム

NED

7 : 11

ホームチーム

CAN


20/07/2024 17:00 (UTC 2) - 決勝

ビジターチーム

JPN

6 : 1

ホームチーム

USA


20/07/2024 20:00 (UTC 2) - 決勝
Game will start at 20:55


予定&結果

順位 WBSC Women's Softball World Cup 2024 - Finals

# チーム W L T PCT GB
1 USA flag

USA
United States

3 0 0 1.000 0
2 CAN flag

CAN
Canada

2 1 0 .667 1
3 ITA flag

ITA
Italy

1 2 0 .333 2
4 CHN flag

CHN
China

0 3 0 .000 3
# チーム W L T PCT GB
1 JPN flag

JPN
Japan

3 0 0 1.000 0
2 NED flag

NED
Netherlands

2 1 0 .667 1
3 PUR flag

PUR
Puerto Rico

1 2 0 .333 2
4 AUS flag

AUS
Australia

0 3 0 .000 3
# チーム W L T PCT GB
1 USA flag

USA
United States

3 0 0 1.000 0
2 JPN flag

JPN
Japan

2 1 0 .667 1
3 CAN flag

CAN
Canada

1 2 0 .333 2
4 NED flag

NED
Netherlands

0 3 0 .000 3
# チーム W L T PCT GB
1 CHN flag

CHN
China

2 1 0 .667 0
2 PUR flag

PUR
Puerto Rico

2 1 0 .667 0
3 AUS flag

AUS
Australia

1 2 0 .333 1
4 ITA flag

ITA
Italy

1 2 0 .333 1

第17回WBSC女子ソフトボールワールドカップ 開会式

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イタリア-中国 6-0

世界6位のイタリアは、3本のホームランを含む9安打で中国に圧勝した。アリス・ニコリーニは5安打1奪三振の好投で勝利に貢献。

開会式後、イタリア対中国戦が開始。イタリアはアリス・ニコリーニが先発。中国はイーナン・チャイにボールを託した。

1回裏、イタリアはエリカ・ピアンカステリとマッケンジー・バーバラの連続二塁打で先制。

ツーアウトで、バーバラはエリサ・チェチケッティの左へのタイムリーで2点目を挙げた。

6回裏、イタリアはマッケンジー・バーバラとアンドレア・フィラーの連続ホームランでリードを広げた。バーバラのホームランは今大会初ホームランとなった。

Yinan Chaiに代わってYu Chen Weiが登板。それをメラニー・シェルドンが二塁打で迎え、続くピンチヒッターのマルタ・ガスパロットが初球をとらえてホームランを放ち6-0とリードを広げた。

試合レポート

アメリカ-カナダ 5-2

世界No.1のアメリカが劣勢から逆転してカナダを破った。マヤ・ブレイディ右翼手が6回裏に2点適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。リリーバーのケリー・マクスウェルが4回をノーヒットで抑えた。

世界王者アメリカはアリー・カルダが先発。カナダはモーガン・ラッケル。

カナダが先制点を挙げた。二死一塁、右翼手カラム・ピルグリムが右中間へ二塁打タイムリーを放ちエリカ・ポリドリが生還し、1-0とした。

3回表、ポリドリがレフトへの二塁打を放ってグレース・メスマーが得点。カナダ2-0リード。

4回表、カルダに代わり投手ケリー・マクスウェルが登板。

4回裏、走者一、三塁、アメリカはジェシー・ウォーレンの中前打で一点を返した。ショートのジャネット・レオンが二塁でフォースアウトを取ったが、アマンダ・ロレンツの得点は防げなかった。2-1。

5回裏、アメリカはヘイリー・マクレーニーとハンナ・フリッペンの連続安打で2-2同点に追いつく。

6回裏、マヤ・ブレイディが初球をとらえると左中間に落ちるタイムリー二塁打を放ち、アメリカが勝ち越す。2-3でアメリカが逆転リード。

サラ・グローネウェゲンがボドルグから交代。するとマクレーニーの犠牲フライでアメリカがこの回5点目を入れた。2-5でアメリカリード。

試合レポート

オランダ-プエルトリコ 3-1

世界8位のオランダが2位のプエルトリコを驚かせた。オランダは1回裏に先制。リサ・ホープとリリーフのキャサリン・ジゴリーがプエルトリコの攻撃を4安打に抑えた。

オランダはリサ・ホップが先発し、プエルトリコはアレッシャイア・オカシオにボールを託した。

オランダは1回裏に先制。オカシオは先頭バッターのブリット・フォンクが四球で出塁すると、盗塁、不正投球で三塁まで進んだ。マキシム・ファン・ダーレンの浅いセンターヒットでフォンクが生還し先制。さらにキャプテンのスカ・ヴァン・ガープのレフトへの三塁打で2-0とした。

3回表、プエルトリコは、先頭のニア・カーターがツーアウトからタイムリー二塁打を放ち1点を返す。

4回裏には左翼手ダミシャ・チャールズがタイムリー二塁打を放ち、オランダは3-1リードを広げた。

5回裏、プエルトリコはオカシオに代えてジャンナ・マンチャを投入。

6回表、救援に立ったカテリベ・ジゴリーは2安打を許したが最後の6アウトを取った。

試合レポート

日本-オーストラリア 3-0

第17回女子ソフトボールワールドカップファイナルステージの開幕戦で、世界ランキング3位の日本が同10位のオーストラリアに勝利した。後藤希友が6回を投げ、三輪さくらが最後の6つのアウトを取った。坂本結愛は2打点の活躍を見せた。

先発投手は、日本は後藤希友、オーストラリアはカンドラ・ラム。

最初の3イニングは無得点で終わり、日本が出塁できたのは1回だけだった。オーストラリアは2回、2死から得点チャンスを作るが、二塁手・川畑瞳のファインプレーでマディソン・スコットが凡退し、危機を脱した。

4回表、二塁走者のジョージア・フッドが三塁に向かったが、ジェイド・ウォールがゴロに倒れ、この回が終わった。

4回裏、石川がバント、一塁への送球エラーで二塁に進む。犠打で三塁に進み、下山絵理の左中間二塁打で得点した。

オーストラリアはカイア・パーナビーがリリーフに立つ。2アウトから坂本結愛が左中間への二塁打を放ち、日本のリードを2-0に広げた。

6回裏、パーナビーに代わってエレン・ロバーツが登板。坂本結愛がタイムリーヒットを放ち3-0にリード。

三輪さくらが後藤に代わり、最後の3つのアウトを取った。

試合レポート

240715_G1_AUS-JPN_WSWC_Finals_0185_GV WSWC_Schedule_Day_2

優勝候補アメリカが3連覇を目指す
カナダの頼みは強力打線
1994中国 WBSC女子ソフトボールワールドカップで1994年以来のメダル狙う
宇津木麗華、日本のスピードと守備を強調
プエルトリコ 目指すはソフトボールワールドカップ初メダル
オランダ初のメダル獲得を目指す
オーストラリア  表彰台を目指す
女子ソフトボールワールドカップ ファイナルステージ「私たちはどんな相手とも戦える」-イタリア代表ヘッドコーチ、フェデリコ・ピッツォリーニ