WBSC女子ソフトボールワールドカップ-59年の成功と栄光
05/07/2024 1 記事を読む目安時間

WBSC女子ソフトボールワールドカップ-59年の成功と栄光

開催まであと10日に迫ったWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージのこれまでを振り返る。今大会で17回目を迎えるWBSC女子ソフトボールワールドカップは、WBSCで最も長い歴史を持つ大会のひとつであり、2ステージ制で行われる初めての大会だ。アメリカは2018年の前回大会で優勝し、2022年のワールドゲームズで金メダルを獲得した現世界王者である。

7月20日、イタリアのカスティオンズ・ディ・ストラーダで開催されるWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージで優勝国が決定するとき、世界レベルの国際的な女子ソフトボールとスターたちによる新たな歴史の一ページがまた開く。

同大会の59年の歴史の中で、これまでアメリカ(12回)、日本(3回)、オーストラリア(1回)、ニュージーランド(1回)の4か国が優勝を経験し、さらに中国、カナダ、チャイニーズ・タイペイ、フィリピンを加えた8の国と地域が合わせて51個のメダルを獲得した。

WBSC女子ソフトボールワールドカップには、これまであわせて63の国・地域が参加している。その中には、国際ソフトボール連盟(ISF)が1965年に女子ソフトボール世界選手権を発足させた第1回大会に出場した5カ国も含まれる。

メルボルンで開催された第1回大会では、開催国のオーストラリアがアメリカ、日本、ニュージーランド、パプアニューギニアを抑えて優勝した。

昨年はアイルランド、スペイン、イタリアの初開催3カ国を含む18チームが3つのグループに分かれてグループステージを行い、今年は7月15日から20日にかけてカスティオン・ディ・ストラーダでワールドカップの栄光を追い求める8チームによるファイナルステージが開催される。

各出場チームの過去の成績は以下の通り。

グループA

アメリカ

  • WSWC出場:  17回
  • 最高成績:  優勝 11回(1974年、1978年、1986年、1990年、1994年、1998年、2002年、2006年、2010年、2016年、2019年)
  • 2018年の成績:  優勝
  • 世界ランキング:1位

アメリカ代表チームにオリンピック4選手が選出 

カナダ

  • WSWC出場: 16回
  • 最高成績: 2位(1978年)
  • 2018年の成績:3位
  • 世界ランキング:5位

カナダの予備登録メンバーにオリンピック選手6名が選出

イタリア

  • WSWC出場:  13回
  • 最高成績位: 5位(1990年)
  • 2018年の成績:7位
  • 世界ランキング:6位

ピッツォリーニヘッドコーチはイタリアはいい戦いができると確信

中国

  • WSWC出場: 11回
  • 最高成績: 2位(1986年、1994年)
  • 2018年の成績:10位
  • 世界ランキング:17位

グループB

プエルトリコ

  • WSWC出場:  10回
  • 最高成績: 5位(1986年、2018年)
  • 2018年の成績:5位
  • 世界ランキング:2位

プエルトリコ 目指すはワールドカップ初メダル

日本

  • WSWC出場:  17回
  • 最高成績: 優勝3回(1970年、2012年、2014年)
  • 2018年の成績:2位
  • 世界ランキング:3位

宇津木麗華ヘッドコーチ 日本の強味はスピードと守備

オランダ

  • WSWC出場:  14回
  • 最高成績: 4位(2016年)
  • 2018年の成績:8位
  • 世界ランキング:8位

Ferenc Jongejanヘッドコーチ スーパーラウンド進出を目指す

オーストラリア

  • WSWC出場:  16回
  • 最高成績:  優勝(1965年)
  • 2018年の成績:4位
  • 世界ランキング:10位

オーストラリア 入賞を目指す

前回の2018年の女子ソフトボールワールドカップではアメリカが優勝。最後に女子ソフトボールの世界王者が決定したのは2022年のワールドゲームズで、アメリカが日本、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、プエルトリコ、カナダ、イタリア、メキシコ(8チーム)を抑えて同大会を制した。