WBSC U-15野球ワールドカップ2024 - 4日目 グループAでプエルトリコ、日本、コロンビアがスーパーラウンド進出決定 グループBはニカラグア、チャイニーズ・タイペイが進出
WBSC U-15野球ワールドカップ2024の月曜日の結果、5チームがスーパーラウンド進出を決めた。グループAからは日本、プエルトリコ、コロンビア、グループBからはニカラグアとチャイニーズ・タイペイが勝ち進んだ。次のステージに進む最後のチームは、火曜日に行なわれるメキシコ対ベネズエラの勝者となる。
プエルトリコはバランキージャでのイタリア戦に11-4で勝利、日本もグアムに14-0で大勝してスーパーラウンドへの切符を手にした。両チームとも無敗をキープしており、火曜日に行われるオープニング・ラウンド最終戦で戦い、結果をスーパー・ラウンドに持ち越す。
この日の最終戦でコロンビアは、ビクトル・ゴメスの珠玉の投球でドミニカ共和国に2-1で勝利しスーパーラウンド行きを決めた。この結果、開催国チームはグループAで3位を確保し、今大会でのメダル獲得争いに残った。
グループBでは、ニカラグアが最終戦でメキシコを7-1で下し、プール唯一の無敗チームとなった。チャイニーズ・タイペイは南アフリカに18-0で快勝し、戦績を3勝1敗とした。すでにスーパーラウンド進出が決まっているニカラグアとチャイニーズ・タイペイは火曜日に対戦する。
ベネズエラは月曜日午前、カルタヘナのデノビエンブレスタジアムでオランダを11-1で破り、重要な勝利を収めた。これで2勝2敗となったベネズエラは、オープニングラウンド最終日にメキシコ代表と対戦し、この試合の勝者がバランキージャに移動しスーパーラウンドを戦うことになる。
主要リンク
アンソニー・バディージョとホセフ・メンデスが合わせて、7安打、4打点、5得点の活躍でプエルトリコ打線をリードし、月曜日のイタリア戦に11-4で勝利してワールドカップ4日目の幕開けを飾った。この勝利でプエルトリコはスーパーラウンド進出を決めた。
バディージョは4打数4安打、4得点、2打点、メンデスは4打数3安打、2打点、1得点の活躍。この試合、プエルトリコの12安打のうち二人合わせて7安打をマークした。
試合はロルディエル・マイソネットが3回を2安打、1失点、2奪三振の好投で勝利した。
この結果、プエルトリコは無敗のままスーパーラウンド進出を決めた。
ベネズエラは、コロンビアのカルタヘナのデノビエンブレスタジアムで行われた4日目の第1試合でオランダを11-1で破り、スーパーラウンドへの望みをつないだ。
ベネズエラはネリオ・レイエスは5イニングを投げて打者7人を三振に仕留め、打線ではカミロ・グティエレスとアンドレス・トリアナがそれぞれ2ランを放った。
ベネズエラはオープニング・ラウンド最終日にメキシコと、オランダは南アフリカと対戦する。
日本はグアム相手に14-0の5回コールド勝ちを収め、スーパーラウンドへの切符を手にした。投げては大久保遼が6奪三振1四球のノーヒット。
ショートの太田蓮と福井那留がそれぞれ4打数2安打、林将輝が3打点と、日本の得点に大きく貢献した。
日本はこの勝利で4勝0敗とし、火曜日に同じくスーパーラウンド進出が決まっているプエルトリコと対戦する。両チームはこの試合の結果をスーパーラウンドに持ち越すことになる。
チャイニーズ・タイペイは南アフリカに勝利し、スーパーラウンド進出を決めた。
Tzu-Chun Chuangは5イニングを投げ、9奪三振、わずか1安打に抑えた。打線では、Shih-Cheng Loが4打点をマーク。
チャイニーズ・タイペイはオープニングラウンド最終日にニカラグアと、南アフリカはオランダと対戦する。
コロンビアはドミニカ共和国を2-1で破って歴史的な勝利を収め、同時にスーパーラウンド進出を決めた。コロンビアはビクトル・ゴメスが圧巻の投球を見せ、5.2イニング投球、1安打1失点3四球8奪三振の好投。球数制限に達し、交代を余儀なくされた。
ドミニカ共和国はジャスティン・ブルゴスも好投の4.2イニング投球、2安打、2失点、4四球、1奪三振をマークしたが、敗戦投手に終わった。
コロンビアは3回裏に2点を返し、逆転に成功。安打と四球で一死二塁。ショートへのゴロで同点に追いつき、その2球後、サンティアゴ・ブランコが右中間へヒットを放ち、アンデル・エロリアガが勝ち越しを決めた。
ロニー・エレーラは最後の4アウトを凡退した。
ニカラグアは、コロンビアのカルタヘナのデノビエンブレスタジアムで行われたオープニングラウンド4日目の最終戦でメキシコを7-1で破り、スーパーラウンド進出を決めた。
ケルビン・ディアスの3.1イニングのリリーフが、ニカラグアのメキシコ撃破の鍵となった。
ニカラグアはオープニングラウンドの最後にチャイニーズ・タイペイと対戦してグループBの上位順位を決め、メキシコはベネズエラと対戦する。
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ニカラグア 7 - 1 メキシコ - ボックススコア
7回表:ニカラグアが3安打2得点で7-1とリードを広げる。バーマン・モレノとヨハクネル・グティエレスが連続ヒットを放ち、モレノは送球エラーで、グティエレスはルデル・エスピノサのタイムリーで2点を加えた。
6回表 - ニカラグアが5-1とリードを広げる。フライでヨハクナー・グティエレスが生還し、ルデル・エスピノサの犠牲フライでジュニア・ゴメスも得点。試合は5-1でニカラグアのリード
4回裏 - メキシコのルシアーノ・コラドが左翼へタイムリーを放ってアルフレド・マガーニャがチーム初得点。ニカラグアが3-1のリード。
3回表 - ニカラグアが先制。ジャン・カティンのタイムリーとエディ・コロナドのゴロでランナー二人が生還し、この試合最初の2点を奪う。さらにカティンが送球エラーで得点。3-0でニカラグアがリード。
- 第24試合 19:00 カルタヘナ、デノビエンブレスタジアム
- ニカラグア - #26 - エバン・ダ・ソウザ(右腕)
- メキシコ - #4 - アレクサンダー・イバラ(右腕)
プレビュー - 無敗のニカラグアは午後7時からカルタヘナ・デ・インディアスでメキシコと対戦。ニカラグアはグループBで唯一3勝0敗で首位に立つが、メキシコは2勝1敗でスーパーラウンド進出を左右する重要な一戦となる。2012年8月24日の第1回大会では、16-4でメキシコが勝利している。
ドミニカ共和国 1 - 2 コロンビア - ボックススコア
6回表-コロンビアのビクター・ゴメスが圧巻のピッチング。5.2イニングを1安打、1失点、3四球、8奪三振の好投。球数制限に達し交代。
5回裏-ジャスティン・ブルゴスが降板。4.2回投球、2安打、2失点、4四球、1奪三振。
3回裏 - コロンビアが2点を返し勝ち越す。安打と四球で1アウトランナー2塁とし、コロンビアがショートへのゴロで同点に並ぶ。その2球後、サンティアゴ・ブランコが右中間を破る適時打を放ち、アンデル・エロリアガが勝ち越しの1点を挙げた。
1回表 - ドミニカ共和国は3四球で満塁とし、グスタボ・タルマーレのショートへのゴロで先制。1-0でドミニカ共和国リード。
- 第23試合 19:00 バランキージャ、エドガー・レンテリア・スタジアム
- ドミニカ共和国 - #90 - ジャスティン・ブルゴス (右腕)
- コロンビア - #10 - ビクター・ゴメス・ルクミ (右腕)
プレビュー - バランキージャでの一日を締めくくるのは、午後7時からのドミニカ共和国とコロンビアの対戦。同じ1勝2敗の成績でこの試合に臨む両チームにとって、この試合はスーパーラウンド進出を決める重要な一戦となる。大会史上初の対戦。
チャイニーズタイペイ18 - 0 南アフリカ - ボックススコア
5回表 - チャイニーズ・タイペイが5得点を重ね18-0とリード。Yao-Cheng Lo がこの回2点適時三塁打を放つ。
4回表 - Shih-Cheng Loが二塁打を放ち、Jyun-Hao WangとYu-Chieh が生還。さらにShih-Cheng Loのゴロで1点を追加し、13-0。
3回表 - チャイニーズ・タイペイ、Li-Ya Yuのタイムリー、Yu-Chia Maのゴロ、Tzu-Chun Chuangのタイムリー2塁打で合わせて3点追加しチャイニーズ・タイペイが10-0とリード。
1回表 - チャイニーズ・タイペイが4安打7得点で余裕のリード。Cheng-Yu Shihのタイムリー三塁打でアジア王者の打線爆発の口火を切った。7-0。
- 第22試合 15:00 カルタヘナ、デノビエンブレスタジアム
- チャイニーズタイペイ - #20 - Tzu-Chun Chuang (右腕)
- 南アフリカ - #13 - イーサン・ボーモント・トーマス(右腕)
プレビュー - 午後3時、チャイニーズ・タイペイがカルタヘナ・デ・インディアスで南アフリカと対戦。今大会3戦全敗の南アフリカにとってはラストチャンス。チャイニーズ・タイペイにとっては、昨日のメキシコ戦の敗戦から立ち直り、スーパーラウンド進出を確実にするチャンスだ。
グアム 0 - 14 日本 - ボックススコア
4回裏-太田蓮の2点適時二塁打などで日本が5点を追加。14-0。
3回裏-満塁のチャンスで太田蓮と岡田良太が2点タイムリーを放ち日本が2点を追加。
2回裏 - 林将輝が右中間へ2点適時打を放ち、7-0とする。1回裏-日本は初回に5点を先制。満塁から四球で先制点を奪うと、福井那留が放った打球を右翼手マシュー・エルムが処理できず、場内満塁ホームランとなった。
- 第21試合 - 15:00, バランキージャ、エドガー・レンテリア・スタジアム
- グアム - #9 - J'Saiah Cruz (右腕)
- 日本 - #99 - 大久保遼 (右腕)
プレビュー - バランキージャで15時から開始の第2試合では、無敗の日本と初勝利を目指すグアム(0-3)が対戦。U-15ワールドカップでは初対戦となる。
ベネズエラ 11 - 1 オランダ - ボックススコア
7回表 - ベネズエラがサンティアゴ・ソトとカミロ・グティエレスのタイムリーでリードを広げる。11-1。
6回裏-オランダがこの試合最初の得点を挙げる。1アウトからデイビー・ジェイ・ライケが2塁打を放ち、ライシェルノン・オゲニアのタイムリーで得点。9-1。
6回表 - 2アウト後、ベネズエラはジーザス・チャベスとセバスチャン・シルバの内野安打と四球で満塁すると、チャベスとシルバが暴投で得点。9-0。
5回表 - ベネズエラが5ランラリーでさらにリード。アンドレス・トリアナ(2)とフランシスコ・マルケス(1)が立て続けにタイムリーを放ち、ベネズエラが7-0のリード。
3回表:リチャード・ボルトミエスが三塁打を放ち、その4球後、カミロ・グティエレスの犠飛で生還。ベネズエラが2-0のリード。
1回表 -先頭のフランシスコ・マルケスはヒットで出塁し、盗塁、暴投で3塁まで進む。そこからリチャード・ボルトミエスのショートへのゴロで得点しベネズエラの先制点。ベネズエラが1-0でリード。
- 第20試合 - 10:30 カルタヘナ、デノビエンブレスタジアム
- ベネズエラ - #7 - Nerio Reyes (左腕)
- オランダ - #35 - Jayden Elizabeth (右腕)
プレビュー - デノビエンブレスタジアムで、オランダとベネズエラがグループBの大一番に臨む。両チームとも1勝2敗の成績を残しており、この試合の勝者はグループ最終順位で3位以内を狙える好位置につける。U-15年代での対戦は初めて。始球式は10:30。
イタリア 4 - 11 プエルトリコ - ボックススコアI
5回裏-プエルトリコはこの回打者11人を送り、5安打4四球で5得点。プエルトリコが11-4とイタリアを大きく突き放した。プエルトリコはこの試合、5打席でそれぞれ1点以上を挙げた。
4回裏 - アルナルド・ロドリゲスのタイムリーでプエルトリコが再び2点リード。死球で出塁したアンソニー・バディーロが得点した。6-4。
4回表 -イタリアの攻撃。パトリック・シルバが左中間を破る二塁打を放ち、パブロ・スアレスが生還。5-4。
3回裏 - ソウル・マルドナドの右中間へのタイムリー三塁打で一塁走者ジーザス・カラスキーロが生還。プエルトリコが5-3のリード。
3回表 - 二死、マイケル・モロンタ、イバン・ラリスの連打、レオナルド・プリッツォンの四球で満塁とすると、フランチェスコ・カルリーニがセンターへ2ランを放ち、4-3でイタリアが1点差に詰め寄る。打線ではイタリアは6安打3被安打でプエルトリコを凌いでいる。
2回裏-2アウト、ブラッドリー・ロドリゲスがフルカウントから四球を選び、アンソニー・バディーロが右中間を破る三塁打で得点。さらにバディージョはジョセフ・メンデスのタイムリーで生還。プエルトリコが4-1とリードを広げる。
1回裏- 一死、ブラッドリー・ロドリゲスが四球を選び、アンソニー・バディーヨの左中間への二塁打で一塁から本塁へ生還。バディージョはさらに1死一、三塁の場面で盗塁を決め、得点。プエルトリコが2-1とリードを奪う。
1回表-イタリアはアレッシオ・カサンタの右中間への犠牲フライで先制。1-0でリード。
- 第19試合 - 10:30 バランキージャ、エドガー・レンテリア・スタジアム
- イタリア - #17 - Giacomo Tesio (右腕)
- プエルトリコ - #59 - Darell Sanchez (右腕)
プレビュー - エドガーレンテリアスタジアムで行われるこの日の第1試合、昨日初勝利を挙げたイタリア(1勝2敗)は、次ラウンドの1枠を争うためにも勝利が必要だ。両チームは同大会で初対戦。現地時間午前10時30分開始。