今日は、最初に設定されていた東京2020オリンピック日程でソフトボール開幕日だった。しかし世界的なCOVID-19パンデミックの拡大を受け、IOCと東京2020組織委員会はオリンピック競技大会を2021年に延期することを余儀なくされた。
ファンや選手の心の穴を埋めるため、オリンピックチャンネルと世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は過去のオリンピック野球ソフトボール大会の金メダル決定戦を含む試合を再配信することとなった。
「Olympic Rewindシリーズ(オリンピックを振り返る)」は東京2020のもともとの日程に合わせて配信される。
「Olympic Rewind」日程
- オリンピックソフトボール再配信シリーズ 7月22日から28日
- オリンピック野球再配信シリーズ 7月29日から8月8日
オリンピック再配信の最初の試合は1996年アトランタオリンピック(7月21日)ソフトボール大会のカナダ対チャイニーズタイペイの試合。ジョージア州コロンブスのゴールデンパークスタジアムで行われた100周年記念大会の第2試合だった。
今から見るとアルミ製のバットや白いソフトボールなど24年前の最初のソフトボールの様子が伺われ大変興味深い。
1996年オリンピックソフトボール大会は9日間続き、オーストラリア、カナダ、チャイニーズタイペイ、日本、オランダ、中国、プエルトリコ、アメリカの8チームが出場した。各チームはラウンドロビン戦で7試合行い、上位4チームがプレーオフに進んだ。
オリンピックデビューの晴れ舞台で、カナダのLesle Kennedyヘッドコーチは左投げDebbie Sonnenbergをサークルに送った。一方チャイニーズタイペイの先発はHui-Mei Tu。両チーム先発はどちらもノーデシジョン(勝敗つかず)となった。
チャイニーズタイペイの右翼手Chia-Chi Liuのエラーで、7回裏Kelly Kelland(この大会でカナダのトップ打者)が先頭に放ったヒットが三塁打に転じた。このチャンスを二死でPaulin Maurice(この試合3本目のヒット)が右へタムリーを放ち、試合は延長に突入した。
この試合は同大会の中でももっとも白熱した一戦となったが、カナダもチャイニーズタイペイもどちらもメダルラウンドには進出できず、それぞれ5位と6位に終わった。
明日の「オリンピック再配信シリーズ」ではアトランタ1996ソフトボールの金メダル決定戦アメリカ対中国の試合を送る。
「オリンピック再配信・ソフトボール」
- 7月23日アトランタ1996 金メダル決定戦 アメリカ対中国
- 7月24日シドニー2000 オープニングラウンド ニュージーランド対カナダ
- 7月25日シドニー2000 金メダル決定戦 アメリカ対日本
- 7月26日アテネ2004 オープニングラウンド 日本対中国
- 7月27日アテネ2004 金メダル決定戦 オーストラリア対アメリカ
- 7月28日北京2008 金メダル決定戦 日本対アメリカ
「オリンピック再配信 野球」
- 7月29日バルセロナ1992 オープニングラウンド アメリカ対スペイン
- 7月30日バルセロナ1992 金メダル決定戦 キューバ対チャイニーズタイペイ
- 7月31日アトランタ1996年 オープニングラウンド イタリア対韓国
- 8月1日アトランタ1996年 金メダル決定戦 キューバ対日本
- 8月2日シドニー2000 オープニングラウンド オランダ対キューバ
- 8月3日シドニー2000 金メダル決定戦 キューバ対アメリカ
- 8月4日アテネ2004 準決勝 オーストラリア対日本