12/10/2024 1 記事を読む目安時間

WBSC ベースボール5 ワールドカップ香港 2024 　キューバが日本を下し2連覇達成

土曜日の決勝ではキューバが日本を下し、フランスはベネズエラに勝利して銅メダルを獲得した。

前大会王者のキューバがWBSCベースボール5ワールドカップ香港2024のタイトルを獲得し、2大会連続2度目の世界一に輝いた。

MVPのブリアンディ・モリーナとハイラ・ゴンザレスが素晴らしいパフォーマンスを見せ、キューバは2年前のメキシコ・シティに引き続き、日本を破って連覇を果たした。

決勝戦まで日本は1セットで9点以上の失点を喫したことがなかったが、決勝でキューバは初回から7-1とリードを広げ、第1セット目はあわせて16点を入れて勝利した。

キューバはメキシコ大会で日本に9-1、6-2のストレート勝ちを収めたが、香港でも第2セットを7-5で勝利して優勝した。

木曜日のスーパーラウンドでは、日本がキューバからワールドカップ史上初のセットを奪ったもののキューバが次の2セットを破り、2-3、5-2、3-0で勝利した。決勝では世界ランキング2位のキューバは世界ランキング5位の日本から素早く巧みに、かつ連携のとれたプレーで勝利を奪い優勝トロフィーを手に入れた。

キューバにとってこれは44個目の世界一のタイトルとなる。昨年のWBSCユースベースボール5ワールドカップでも優勝しているため、ベースボール5ワールドカップのタイトルをすべて独占していることになる。

WBSC Baseball5 World Cup 2024 - Closing Ceremony

ブリアンディは「今感じていることを言葉で表現するのはとても難しいです。連覇を果たすためには、多くの犠牲が必要でした。毎日一生懸命トレーニングを続けていました」とし、

「常に勝利を達成するためにチームにできる限り貢献しようとする、私のようなタイプのアスリートにとって、大きな満足感です」と語った。

この日の3位決定戦では、フランスがベネズエラを3-1、7-2で下し、昨年のWBSCユースベースボール5ワールドカップの銀メダルに続いて銅メダルを獲得した。

世界ランキング13位のベネズエラは、木曜日のスーパーラウンドでは同4位のフランスを0-1、5-3、8-1で下したが、欧州2位のフランスは香港の輝く太陽の下、圧倒的なパフォーマンスで逆転した。

スタープレーヤーのオマール・ディオデネは「ベネズエラのようなスーパーチームに勝利できて、とてもうれしいです。昨日からみんなで気持ちを集中させてきてこの結果が出ました。この瞬間のために半年間努力してきたおかげでいいプレーができたと思います」とコメントした。

「私とチームを信頼し、勝利達成のために尽力を尽くしてくれた他の選手とスタッフに感謝します」と加えた。

大会MVPはキューバのブリアンディ・モリーナとハイラ・ゴンザレスが選出。ベストナインは以下の通り。
Yu-Ying Hsieh （チャイニーズタイペイ）
辻東倫（日本）
オマール・ディオデネ（フランス）
ウンベルト・モリーナ（ベネズエラ）
ヤイスミー・サンチェス（メキシコ）

キューバと日本が決勝で激突
メダルゲーム進出チーム決定
スーパーラウンド＆プレースメントラウンド対戦スケージュール発表
大会2日目　キューバがスーパーラウンド進出一番乗り
大会１日目　前大会王者のキューバが2戦2勝でプールAをリード、グループBではフランスとメキシコが無敗
華やかな大会初日の開会式
WBSCベースボール5ワールドカップは、2022年メキシコ大会に次いで2回目の開催
2022年に行われた前大会ではキューバが優勝、2位は日本、3位がチャイニーズタイペイ
2022年メキシコ大会から引き続き出場するのは10チーム。ケニアと韓国に代わり、オーストラリアと中国が選出された
WBSCワールドカップが中国の香港で開催されるのは今回が初めて
開催国の香港は、2年前のメキシコ大会で12位
次回のWBSC ベースボール5 ワールドカップは2026年にイタリアで開催
次回のWBSC ユースベースボール5 ワールドカップは2025年にメキシコで開催
次回のWBSC ベースボール5 ワールドカップとWBSC ユースベースボール5 ワールドカップの参加チーム数は12チームから16チームに拡大
ベースボール5は、2026年ダカール・ユースオリンピックでも開催