中国・香港のセントラル・ハーバーフロント・イベントスペースで開催されたWBSC ベースボール5 ワールドカップ 2024の2日目、王者キューバは好調を維持しさらに2勝を挙げて無敗のままスーパーラウンド進出を決めた。
キューバは、午後の試合で香港を15-0、12-0と圧勝。夜の試合では宿敵ベネズエラに5-4、3-2と勝利を収め、4戦4勝で無敗のままグループAの首位に立った。
今日の試合でキューバは、WBSCベースボール5ワールドカップで初めて両セットのリードを許したが、2022年のMVP、ブリアンディが試合終了間際に活躍し、世界2位のキューバに勝利をもたらした。
グループBでは、前回銀メダルの日本が3戦3勝と負けなしで、スーパーラウンドへ大きく前進しているが、開幕ラウンド最終日の水曜日にはまだ10試合が残っており、メキシコ、フランス、チュニジアもスーパーラウンド進出の可能性を十分残している。
華やかな大会初日の開会式
大会1日目は前大会王者のキューバが2戦2勝でプールAをリード、グループBではフランスとメキシコが無敗
WBSCベースボール5ワールドカップは、2022年メキシコ大会に次いで2回目の開催
前大会ではキューバが優勝、2位は日本、3位がチャイニーズタイペイ
2022年メキシコ大会から引き続き出場するのは10チーム。ケニアと韓国に代わり、オーストラリアと中国が選出された
WBSCワールドカップが中国の香港で開催されるのは今回が初めて
開催国の香港は、2年前のメキシコ大会で12位
次回のWBSC ベースボール5 ワールドカップは2026年にイタリアで開催
次回のWBSC ユースベースボール5 ワールドカップは2025年にメキシコで開催
次回のWBSC ベースボール5 ワールドカップとWBSC ユースベースボール5 ワールドカップの参加チーム数は12チームから16チームに拡大
ベースボール5は、2026年ダカール・ユースオリンピックでも開催
プールBでは、欧州大会で準優勝のフランスが日本と対戦し4-1、4-6、4-3で2022年大会の準優勝国である日本を下した。
試合中、今大会で最も背の高いオマール・イオデン・パチェコが、最も背の低い六角彩子と二塁ベース上でぶつかり、観客は息をのんだ。2022年のMVP・六角は治療のためにフィールドを離れたが、幸いにもは試合の後半に回復して戻ってきた。
「これは国際大会なので、このようなことは起こるものです。大きな問題はありません。オマルとは友達なので全く恨みはないです」と六角は語った。
身長1.95mのオマルは、「試合中のプレッシャーや雰囲気の中の一瞬の出来事でした。アヤコは僕の友達です。悪意はありませんでした」と語った。
その他の重要なニュースとしては、初出場の中国がオーストラリアに11-1、14-0で勝利し、WBSC ベースボール5ワールドカップで初勝利を挙げたことだ。スター打者のDingliu Yaoは「中国チームにとって、ベースボール5ワールドカップに参加し、他のすべてのチームと対戦し、大会期間中にできるだけ多くのことを学べることは、とても名誉なことです」とコメントした。
その後、中国は日本と対戦して15-3、3-2で敗れた。「日本は素晴らしいディフェンスでしたが、私たちは勝つ自信がありました。でも何よりも精神的なレベルもとても良いと思うので、もっと勝ちたいです」と語った。
月曜日に開幕戦を勝利で飾った開催国のホンコン・チャイナは、2日目、2022年の3位チャイニーズ・タイペイと優勝キューバにそれぞれ大敗し、厳しい戦いを強いられた。
「(昨晩の)試合をして、素晴らしい観衆の前で開幕戦の初勝利を挙げることができたのは、とても光栄で嬉しいことです」と、試合中に見事なキャッチを決めた香港のホイ・ティン・チェンは語った。「香港を応援する観客の声を聞いて、チーム全体が大きな力をもらった。胸が熱くなりました」
「今日のチャイニーズタイペイとキューバとの2試合は始める前から厳しい試合になるとはわかっていましたが、やはり難しかったです。残りの試合で自分たちに挑戦し、レベルアップしていきたいです」と語った。
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