世界ランキング7位のオランダは、1位の日本を1-0で制し、グループBでアメリカと3チームは4勝1敗で並んだが、チーム・クオリティ・バランス(TQB)によりアメリカがグループ首位の座を獲得、日本は2位、オランダは3位となった。
試合は投手戦となったが、打線ではオランダが4安打(日本1安打)で優った。先発のヘイス・ファンデンブリンクとクローザーのジャスト・ファンデンアウウェーレンが5回をパーフェクトに抑えた。
オランダは3回表に勝ち越し点を挙げ、5回裏に日本は同点チャンスを逃した。
3回表、先頭のアマレンシオ・フランカがこの試合オランダ初の安打を記録。一死、二塁手タイ・トロンプが放った内野安打を中山優月のダイビングが届かず一塁に到達。1番打者のミケル・ウィレムはレフトへの安打で、フランカが二塁から走塁、橋本航河の必死の返球で本塁でタッチするがセーフ判定。ビデオ判定でもティム・ウェン本塁審のアウト判定は覆らずオランダが先制を決めた。高橋は凡退でこの回を終えた。
4回表、タイレル・メルカドは1死から左中間を破る三塁打。高橋はストライクで2アウト。フランカが3球目を捉えてレフトへ強いゴロを放つが、山田脩也のショートからの好返球で1塁で3アウトに成功した。
左腕のヘイス・ファンデンブリンクは3回34球好投の1奪三振でてナタン・アレンズに交代。ファンデンブリンクは木曜日のスーパーラウンド第1日目に登板できるだろう。
5回表、日本は右打者の木村優人に投手交代。
5回裏一死、中山が四球で出塁し、この試合日本にとって唯一の得点チャンス。中堅手の丸田湊斗がアレンズの6球目を捉えて右中間への放つがティース・ヘルムスの好送球で中山が本塁で刺され3アウトに終わった。
7回、木村は先頭のレイエスに四球。オランダの指名打者が二塁への送りバント。木村はフランカから三振を奪いツーアウト、敬遠四球、最後にトロンプを空振り三振に仕留めた。
ジャスト・ファンデンウイーレンが2イニングをパーフェクトに抑え、勝利を確実にした。