6チームの目標はただひとつ - WBSC U-15野球ワールドカップ世界一を目指す
22/08/2024 1 記事を読む目安時間

6チームの目標はただひとつ - WBSC U-15野球ワールドカップ世界一を目指す

WBSC U-15野球ワールドカップスーパーラウンドが木曜日にバランキージャでスタートし、6チームが世界チャンピオンの座を争う。

U-15野球世界トップ6チーム(チャイニーズ・タイペイ、コロンビア、日本、メキシコ、ニカラグア、プエルトリコ)が、バランキージャのエドガーレンテリアスタジアムでWBSC U-15野球ワールドカップ2024スーパーラウンドを戦う。この中から2チームが日曜日の決勝戦に進出し、世界一を決定する。

6チームの中で過去にWBSC U-15野球ワールドカップでメダルを獲得したことがあるのは日本(金2、銀2、銅2)、チャイニーズ・タイペイ(金1、銀5、銅4)、メキシコ(銅1)のみだが、今大会ではニカラグア、プエルトリコ、コロンビアの中から新顔が表彰台に上がるかもしれない。1989年、1990年、1991年のユース大会では日本とチャイニーズタイペイが優勝したがそれ以降優勝していない。

世界制覇を狙う日本
U-18、U-23野球ワールドカップ、プレミア12、ワールドベースボールクラシックで優勝し、東京オリンピックの金メダルも獲得し侍ジャパンは、あとU-12、U-15野球ワールドカップの2つのタイトルを獲得すれば国際野球を制覇する。現在、世界No.1の侍ジャパンは、スーパーラウンドを2勝0敗の成績でスター。優勝達成まであと4試合に迫った。

二度目の優勝を目指すメキシコ
世界No.2のメキシコは、WBSC U-23野球ワールドカップ2018ではメキシコは優勝したが、WBSC U-23野球ワールドカップ2021の決勝ではベネズエラに自国で敗れた。WBSC U-15野球ワールドカップでは2度目の決勝進出を目指しスーパーラウンドに臨む。ディエゴ・セルナはベネズエラ戦で活躍してメキシコのエースであることを証明し、メキシコはスーパーラウンド進出を決めた。

チャイニーズタイペイの優勝はあるか
世界ランキング5位のチャイニーズ・タイペイは、ここ数年何度もメダルを獲得しているが、優勝は逸している。オープニング・ラウンド最終戦ではニカラグアに勝利し、決勝への第一ステップとして日本と対峙する。

ニカラグアが新たな強敵となるか
アメリカ大陸に新たな強豪が誕生か!世界ランキング20位のニカラグアはカルタヘナのオープニングラウンドで他チームを驚かせた。チャイニーズ・タイペイ戦の敗戦は痛手だったが、1勝1敗でスーパーラウンドを開始するが、決勝進出を目指す気合十分だ。

強豪のプエルトリコ 優勝を獲得してその強さを証明する
1951年のWBSCベースボールワールドカップで優勝して以来、優勝は1度しかない。バランキージャでのオープニングラウンドで素晴らしい野球を披露し、スーパーラウンドを1勝1敗でスタートするこの堅実なチームには決勝進出候補だ。

コロンビア 開催国が奇跡のパフォーマンスを期待
世界ランキング13位のコロンビアは、ドミニカ共和国に勝利しスーパーラウンド進出を決めた。0勝2敗でのスタートだが6チーム中4チームが1勝1敗でスタートするため、優勝を狙える位置にいる。スーパーラウンド初日に勝てるかどうかが勝負の分かれ目となる。

スーパーラウンドは木曜日にカルタヘナのエドガー・レンテリア・スタジアムでスタート。試合はWBSCのOTTプラットフォーム「Gametime」で視聴可能。

一方、ドミニカ共和国、グアム、イタリア、オランダ、南アフリカ、ベネズエラはカルタヘナでプレースメント・ラウンドを戦い、グアム(1995年10位)、イタリア(1998年&1996年9位)、南アフリカ(2003年8位)の3チームがこの年代カテゴリーでの過去最高成績を狙う。