オランダ  2024年WBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージで初のメダル獲得を目指す
27/06/2024 1 記事を読む目安時間

オランダ 2024年WBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージで初のメダル獲得を目指す

前大会の優勝国アメリカは、WBSC女子ソフトボールワールドカップのメダル総数で優勝11回、2位4回でトップ、オリンピック金メダリストの日本が優勝3回、2位6回、3位2回で続いている。WBSC女子ソフトボールワールドカップではこれまでに、アメリカ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国、カナダ、フィリピン、チャイニーズタイペイの8つの国内連盟がメダルを獲得している。

世界ランキング8位のオランダは、 7月15日から20日までイタリアのカスティオン・ディ・ストラーダで開催されるWBSC2024年 女子ソフトボールワールドカップファイナルステージに出場。同大会で初のメダル獲得を目指す。

ヨーロッパ王者のオランダは過去16回の大会のうち14回に出場(オランダは1965年と1970年の最初の2回のみ欠場し、それ以降は14回すべてに出場)。過去最高成績は2016年の4位で、サリーでの3位決定戦で開催国カナダに敗れ、表彰台をわずかに逃した。

オランダは2018年のワールドカップで8位に終わった後、2019年のアフリカ/ヨーロッパ予選で東京2020オリンピック出場を僅差で逃したが、2022年にはヨーロッパ1位を獲得し、その後2023年にはスペインのバレンシアで開催されたWBSC 女子ソフトボールワールドカップグループ Bで2位になるという素晴らしいパフォーマンスを見せ、今年のファイナルステージへの出場権を獲得した。

2024年ファイナルステージを見据え、Ferenc Jongejanヘッドコーチは、今後の課題を認識しながら、チームがこれまでの入賞なしの記録を破れることを信じ期待していると語った。

「非常に競争の激しい大会になるだろうと思います」とJongejanヘッドコーチは語った。「他の対戦相手と同じように、できるだけ上位でこの大会を終えたいと思っています。優勝出来るかもしれないし、8位になるかもしれない。ただ私達のできる限りのベストを尽くすことができれば、どんな順位でも満足することが出来ると思います。もちろん、入賞して自国に帰りたいと思っています」

前大会優勝国のアメリカは、WBSC女子ソフトボールワールドカップ優勝総数11回、2位4回でトップに立っておりその後をオリンピック優勝国の日本が優勝3個、2位6回、3位2回で続いている。WBSC女子ソフトボールワールドカップではこれまでに、アメリカ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国、カナダ、フィリピン、チャイニーズタイペイの8つの全国連盟が入賞を果たしている。

オランダはグループBからファイナルステージに臨み、オープニングラウンドで世界ランキング2位のプエルトリコ(7月15日)、10位のオーストラリア(7月16日)、2位の日本(7月17日)と対戦する。

Ferenc Jongejan

1978年生まれのJongejanヘッドコーチは、2001年から2004年までアメリカでプロ野球選手として活躍し、シカゴ・カブスの左投げリリーフ投手として、トリプルAレベルで29試合を含む、マイナーリーグ(MiLB)で160試合に出場した。また彼は、シドニー2000とアテネ2004の2度オリンピックにオランダ代表として出場している。

2005年にビクシー・ベースボール・リージョナル・アカデミーを共同設立した後、2013年から2016年までオランダ野球ホーフトクラッセ(メジャーリーグ)のUVVの監督を務めた。2017年に女子ソフトボールホーフトクラッセのタラスフォーゲルスに移籍し、2019年にはオランダ代表チームの投手コーチを務め、2020年からはヘッドコーチに就任した。

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Jongejanヘッドコーチは主に、8チームのホーフトクラッセから女子ソフトボールワールドカップ決勝の選手名簿を選出し、オランダ野球ソフトボール連盟のインスタグラムウェブサイトを通じて選手名簿を1人ずつ発表する。マイナーリーグを含め、1級から5級まで、オランダの女子ソフトボール選手の数は1万人近くになる。

「選手を選ぶときは、過去の大会ではなく、次の大会とチームに最も適した選手だけを見ています。過去の大会と比べてメンバーが変わる可能性があり、また将来の大会でもメンバーが変わる可能性があります」

「私たちは、1年を通してチームと一緒に練習するチャンスがありました。この機会を、大会中に活かしていきたいと思っています。選手たちがお互いを知り、特定の状況で各選手がどう反応するかを知ることで、私たちはさらに強くなることが出来ます」

オランダはイタリアで行われるワールドカップファイナルステージに向けて準備を進める予定だが、正確なスケジュールは後日発表される。

女子ソフトボールワールドカップファイナルステージは、 Jongejans氏が代表チームのヘッドコーチを務める最後の大会となる。2008年北京オリンピックに出場した元代表チームのスター外野手Saskia Kosterinkが監督を引き継ぐ。

「Saskia氏が今年後半の欧州選手権からヘッドコーチに就任します」とJongejanヘッドコーチは最後に語った。

「この5年間、白髪は増えましたが、ヘッドコーチを務められたことは光栄なことでした。このチームの歩みの一部になれたことは素晴らしいことでしたし、選手たちもこの5年間、個々に色々な経験をしてきました。私は彼らと私たちのこれまでの歩みをとても誇りに思っています。Saskiaが引き継いでプログラムを構築し続け、選手たちが成長し続ける姿を見届けながら、一緒に過ごす最後の大会を楽しみにしています」

Women's Softball World Cup Finals Schedule