世界ランキング7位のオランダが土曜日、中国・紹興で行なわれたプレースメント・ラウンド第3日目(最終戦)でコロンビアを破り、WBSC U-23野球ワールドカップ2024の総合7位に輝いた。
午前中のもうひとつの試合では、オーストラリア(15位)が南アフリカ(31位)を下した。
イギリス(18位)は3位のチャイニーズタイペイ(3位)を1点差で破った。チャイニーズタイペイは今大会8位に終わった。チャイニーズタイペイはイギリスがこれまで勝利した相手チームの中では過去最高順位のチームであり、イギリスにとってこの勝利は歴史的快挙となった。
スーパーラウンド 試合レポートまとめ
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イギリス-チャイニーズタイペイ 2-1
イギリス(世界18位)が投手戦を制し、チャイニーズタイペイ(3位)を 2-1で破った。
オリバー・デュティーズは5イニングを投げ、2奪三振、3安打、2四球をマークして勝利を収めた。サミュエル・ハッチンソンは6回裏に交代し、セーブ。
チャイニーズタイペイは7回裏に逆転のチャンスを得た。ピンチヒッターのShun-Ho Wangが2アウトからの適時打を放って1点を返したが、ハッチンソンがJun-Wei Zhengをショートゴロに仕留めて、試合が終了した。
イギリスはチャイニーズタイペイの2投手から合わせて6安打を放った。最初の得点は2回表、ジェームズ・クイン=アイアンズ、マックス・ヴィエラ、レイヨンドレ・マーサーが Jun-Wei Zhang からヒットで満塁とし、ベンジャミン・レイドの打席で捕手の妨害があり、得点となった。
4回表、エイダン・ケインは、リリーフのPin-Hong Chenから二塁打を放つと、犠打で三塁に進み、送球エラーで得点した。
オランダ- コロンビア 7-3
オランダは、サンティアゴ・ブランコの制球難に乗じて序盤にリードを奪い、4人の投手でそれを守った。7-3でコロンビアを下し、過去最高の7位入賞を決めた。
コロンビアはこの試合唯一の失策を生かして、1回表にジャスティン・モラレスに対する2連続フライで先制点を奪った。
1回裏、ブランコは先頭の2打者に死球を出し、ゲディオンヌ・マーリンズのヒットで満塁を招いた。オランダは暴投で1点目を入れると、さらにダリル・コリンズがツーアウトから2ランを放ち、3-1とした。
2回裏、オランダは、一死走者なしの場面でレギトが本塁打を放ち、5-2と点差を広げた。
モラレスは2回表にコロンビアに2点目を許して降板した。エドビン・イラウスキンは2回を投げ、4安打1失点。
ピム・ヴィヴィンケルとイェリー・ファン・デル・レーリーは合わせて3.1イニングを無失点に抑えた。ヴィヴィンケルが勝利投手。
オーストラリア-南アフリカ 9-2
オーストラリアは2回裏に勝ち越しの3点、さらに3回表に大量の6点を奪って南アフリカを9-2で下し、プレースメント・ラウンドの成績を3勝2敗とした。
1-0で迎えた2回裏、オーストラリアは先発のロバート・ホワイトに3ランを浴びせる。四死球でチャンスを迎え、ソロモン・マグワイアの2ランとダブルスチールで得点した。
この3点ですでにオーストラリアは勝ち越していたが、3回でもオーストラリアはホワイトとリリーフのブライス・マクルランドを相手にマグワイアに2ラン・ホームランなど大量の6点を奪った。
ザカリー・エルビーは最初の4つのアウトを取った。彼は安打を許さなかったが、死球を出して失点した。2回表からディラン・クラークが継投。クラークは1.2イニングを投げ、南アフリカに2点目を許したが、勝利を収めた。コナー・マイルズとラクラン・ブルックは他の4イニングを担当し、南アフリカを無得点に抑えた。
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