MLB  シカゴ・カブスとセントルイス・カージナルスがMLBワールドツアーをロンドンで開催
20/06/2023 1 記事を読む目安時間

MLB シカゴ・カブスとセントルイス・カージナルスがMLBワールドツアーをロンドンで開催

ロンドンシリーズは欧州育成大会開催翌日の6月24日と25日に開催される。

メジャーリーグベースボール(MLB)がヨーロッパに帰ってくる。ロンドンシリーズのセントルイス・カージナルス対シカゴ・カブス戦は、6月24日(土)と25日(日)に、ロンドン東部ストラットフォードのクイーン・エリザベス・オリンピック・パーク内にあるロンドン・スタジアムで開催される。

このイベントはヨーロッパ育成大会の翌日に予定されている。ヨーロッパ育成大会にはイギリス、スペイン、フランス、オランダ、イタリア、ドイツ、スイス、オーストリア、チェコから選ばれたヨーロッパでもっとも有望な82選手と中国から2名の選手が参加し、ヨーロッパで最も有望な82名の選手が参加する。

選手たちは3チーム(ブルー、レッド、グレー)に分かれ、6月20日、21日、22日に対戦する。6月23日(金)の予備日には、カブスとカージナルスのバッティング練習を見学することができる。翌日のロンドンシリーズ第1戦を観戦した後、選手たちはそれぞれの国へ帰国する。

130年以上のMLB史の中でも、カージナルス対カブス戦は野球界で最も古いライバル関係の一つだ。

カージナルスは1882年にセントルイス・ブラウンズとして設立され、1900年にカージナルスと改称された。ワールドシリーズでは11回優勝しており、最近では2011年にニューヨーク・ヤンキースに次ぐ2度目の優勝を果たしている。

カブスは、1914年にオープンし、2009年に5億7500万米ドルを投じて改修されたリグリー・フィールドを本拠地とする。元々(1876年)はシカゴ・ホワイトストッキングスという名称だったが、1902年にカブスの愛称が一般に広まり1907年に正式にカブスと改名。ワールドシリーズを3度制覇。2016年のタイトル獲得は1907年と1908年以来108年ぶりの快挙だった。

始球式前のロンドン・スタジアム周辺では、ファンゾーン、野球のピッチングや打撃アクティビティ、ライブエンターテイメント、DJ、フェイスペインティング、特大MLBフォトチャンス、MLBショップ、マスコットキャラクター登場など、楽しい家族向けのアクティビティも提供される予定だ。

ロンドン・スタジアムでは、「ロンドン・シリーズ・ブームスティック・ホットドッグ」や「チリ・ナチョス」、「セントルイス・ドーナツバーガー」、「カージナルス&カブス・ドッグ」、「シカゴ・チージーブリスケット・サンドイッチ」など、両クラブの本拠地をイメージした料理で、本格アメリカ料理も提供される予定。

6月23日、24日、25日の3日間ロンドン中心地のトラファルガー・スクエアで開催される野球フェスティバル「Trafalgar Square Takeover」は一般のファンも先着順で無料参加できる。

6月23日には、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブス、ニューヨーク・ヤンキース、セントルイス・カージナルスを代表するMLBレジェンド、スーパースター、ビッグヒッターのチームが、バーチャルでライブヒッティングを披露する。ホームランダービーXザ・ケージのチャンピオンを目指して、全員が競い合う。

MLBはこれまで、オーストラリア、日本、メキシコ、プエルトリコでレギュラーシーズンゲームを開催してきた。ロンドン・シリーズは、正式には「MLBワールドツアー」と呼ばれる。2019年に初めて行われた ロンドン・シリーズでは6月29日と30日に宿敵ボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースが激突した。

ロンドンシリーズは2024年と2026年にも再び開催を予定している。