国際的に活躍するベテランのルイス・アラエスがメジャーリーグ（MLB）のマイアミ・マーリンズでキャリアを積んでいる。
4月11日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でマーリンズ史上初のサイクルヒットを達成した。
アラエスは5月にはMLB通算500安打を達成。
6月には、1984年のデーブ・ウィンフィールド以来となる月間3安打を記録した。イライアス・スポーツ・ビューローによると、1カ月に3度5打数5安打を記録した選手は他にはジョージ・シスラー（1921年8月）とタイ・コブ（1922年7月）の2人しかいない。
アラエは6月3日、オークランド・アスレチックス戦で5打数5安打の大活躍を見せた。その後、6月16日のワシントン・ナショナルズ戦（6-5）で5打数5安打、本塁打を放ち、6月19日のトロント・ブルージェイズ戦（11-0）でも5打数5安打を記録した。
ベネズエラ中西部のサン・フェリペで生まれたアラエスは、WBSC U-15野球ワールドカップ2012でベネズエラ代表として8試合に出場。ベネズエラがキューバに勝利した決勝戦を含め二塁手で3試合、右翼手で2試合に先発出場した。6打数15安打、打率.400を記録した。
アラエスは2013年にミネソタ・ツインズと国際フリーエージェントとして契約し、2019年5月18日にMLBデビューを果たした。2022年シーズン終了後、ツインズは3選手との交換でマーリンズにトレード。マーリンズでは主に二塁手としてMLB通算389試合に出場。打率.316で2022年のアメリカン・リーグ打点王となった。シルバースラッガー賞も獲得し、初のオールスターゲームにも出場した。
2023年のワールドベースボールクラシックでは、ベネズエラの先発一塁手として出場した。
