世界No.1の日本はNo.2のアメリカを4-3で下し、第31回WBSC U-18野球ワールドカップのグループBで唯一の無敗を維持している。
日本は6回までほぼ完璧な投球を見せ、7回裏まで4-0とリードした。走者二塁フルカウントのアメリカ逆転のチャンスで、森煌誠はデレク・キュリエルを空振り三振に仕留め試合を終わらせた。
日本は立ち上がりから左腕クーパー・ウィリアムスを相手に攻め、寺地隆成が2球目を捉えて出塁。ショートゴロでランナーを進め、2アウトランナー1・2塁の場面で、指名打者・森田大翔がタイムリー三塁打を放ち2点先制に成功した。
5回表、アメリカのマウンドにはテガン・クーンズが上がった。日本は四球と2本のヒットで満塁に持ち込み、暴投で1点を加える。
6回表、寺地隆成が2アウトから左中間を破るタイムリー二塁打を放って三塁から橋本航河が生還し、日本はリードを4-0に広げた。
6回裏、前田悠伍は二死で中堅手デレク・キュリエルからこの日アメリカの4安打目となる二塁打を打たれたが、この日、前田は5.2イニング投球、無四球、8奪三振でが珠玉の投球を見せた。その後、継投に立った安田虎汰郎はペリー・モーランドを空振り三振に仕留めた。
7回裏一死で、安田は、侍ジャパンにとって14イニング振りの四球を出す。二塁手のカーター・ジョンソンが安田の初球を捉えたが、飛び込んだショート・小林隼翔がダイビングキャッチして2アウトとなった。
日本は右投げの木村優人にボールを託したが、暴投で1点を返された。走者一、二塁でショートのマヌエルレ・マリンが打席に立つと、センターへのタイムリーヒットで4-2と点差を縮め、続くコイ・ジェイムスもタイムリーを放ち、1点差とした。
最後に右投げの森煌誠がマウンドに立つ。森はフルカウントで左打ちのデレク・キュリエルをチェンジアップで空振りに仕留め、日本の勝利で試合が終わった。
日本は月曜日に世界6位のベネズエラと、アメリカは11位のパナマと対戦する。