チェコのスラッガー、マレク・フルプがNPB読売ジャイアンツと契約
25/09/2024 1 記事を読む目安時間

チェコのスラッガー、マレク・フルプがNPB読売ジャイアンツと契約

1999年生まれの彼は、チェコ野球史上最高の打者の一人。チェコ代表チームは、11月9日から24日まで開催されるラグザス presents WBSC プレミア12 2024に先立ち、世界ランキング1位の日本、3位のチャイニーズ・タイペイと強化試合を行う。

チェコ代表のスター、マレク・フルプが、日本プロ野球(NPB)の東京読売ジャイアンツと育成契約を結んだ。

「ワールドベースボールクラシックで日本でプレーしたとき、彼らは僕を見てくれていました。それ以来、わたしのことを気にしてくれて、私に会うために密かに飛行機で会いに来てくれました。オファーは突然で、このチャンスは二度とこないかもしれないと受けました」とフルプはコメントした。

「こんなことが起こるとは思ってもみませんでした。ワールドベースボールクラシックから2シーズンが過ぎた頃、突然ジャイアンツのスカウトから電話がかかってきて、会いたがっている、契約をオファーしてくれるかもしれない、と言われたんです」

「ジャイアンツは日本で最も大きな球団です。他の球団と違って3軍までありますが、ぜひ1軍まで進めるようがんばります」と語った。

NPBのセントラル・リーグの巨人は、現在73勝57敗で首位に立ち、日本シリーズ覇者の阪神タイガースに2ゲーム差をつけている。

「今シーズンは巨人の3軍でシーズンを終える予定です。代表チームでのプログラムを終えた後、巨人軍に戻り、宮崎で行われる育成合宿に参加します」

チェコ代表は、11月9日から24日まで開催されるラグザス presents WBSC プレミア12 2024に先立ち、世界ランキング1位の日本、3位のチャイニーズ・タイペイと強化試合を行う。

マレク・フルプは1999年ターノフ(チェコ)生まれ。パワーヒッターの外野手兼一塁手で、アメリカの大学野球ではノースカロライナ州立大学とノース・グリーンビル大学でプレーし、2021年、2022年、2023年のシーズンには二桁の本塁打数を記録した。

コースタル・プレインとカンファレンス・カロリナス・サマーリーグを経て、独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズと契約。2シーズンで114試合に出場し、16本塁打、68打点を記録した。

フルプはチェコ野球史上最高のバッターの一人として知られ、WBSC U-23野球ワールドカップ、ヨーロッパ選手権、ワールドベースボールクラシック2023では代表チームのスター選手として活躍した。また、2024年にはヨーロッパ代表としてグローバル・ベースボール・ゲームズに出場している。

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