カナダのサンダーベイにあるポートアーサー・スタジアムで開催中のカーネクスト presents WBSC女子野球ワールドカップファイナルステージ2024で、日本(世界1位)がアメリカ(4位)と対戦することなった。
水曜日、両国は4連勝を飾った。6連覇更新中の日本はメキシコに10-0で快勝し、アメリカはチャイニーズ・タイペイに9-0で完封勝利した。
アメリカと日本は女子野球ワールドカップ決勝で4度対戦し、2勝2敗という成績を残している。アメリカは2004年と2006年に勝ち、日本は2012年と2014年に勝っている。
日本は、2012年WBSC女子野球ワールドカップ・エドモントン大会のプール戦でアメリカに5-2で敗れて以来39連勝を更新中だ。
7位カナダは、ルーシー・アンクティルの満塁弾で3位ベネズエラを10-0の5回コールドで破った。木曜日のメキシコ対ベネズエラの勝者と土曜日に3位決定戦を争う。
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カナダ-ベネズエラ 10-0
世界ランキング7位のカナダが同3位のベネズエラに5回コールド勝ちし、3位決定戦進出を決めた。カナダは5回ルーシー・アンクティルの満塁ホームランを皮切りに7点を奪った。
カナダはジャイダ・リーが先発、ベネズエラはマリアナ・ナテラ。
1回裏、カナダは、セーナ・キャタロールとマディソン・ウィランの連続2塁打で先制。
3回裏、カナダはリードを3-0に広げた。アンドレアンヌ・ルブランがレフトスタンドへタイムリー2塁打を放ち、2番のセーナ・カタロールが得点。ミア・ヴァルケがアリゼ・ジェリナの犠牲フライで3点目を入れた。
5回裏、カナダが得点を重ね、コールド勝利を決めた。アンドレアンヌ・ルブランとアリゼ・ジェリナがタイムリーシングルを放ち、エラーで6点目が入った。
ルシー・アンクティルは満塁でリリーフのルクレレス・トヴァールと対峙。彼女は3球目を選んで右翼の壁を越える満塁ホームランを放った。
アメリカ-チャイニーズタイペイ 9-0
チャイニーズ・タイペイ(世界2位)は得点チャンスを逃し、アメリカ(4位)の快勝に終わった。
チャイニーズ・タイペイの先発は右腕のLi-Ching Huang、アメリカはエリス・バーガー。
1回裏、アメリカが先制。 Li-Ching Huang はアシュトン・ランスデルとアレックス・ヒューゴを四死球で出塁させた。ランズデルは三盗を決め、オリビア・ピカルドのセンターへの犠牲フライで得点した。
2回表、チャイニーズ・タイペイは満塁のピンチを招いたが、ベルガーはYu-Chuan Tuを一塁ゴロに打ち取り、危機を脱した。
ケルシー・ウィットモアは、ツーアウトからYi-Hsuan Chiuのライナーを単打に抑えチャイニーズ・タイペイの失点を防いだ。チャイニーズ・タイペイは2人のランナーを塁に残したままベルガーはストライクでこの回をアウトにした。
3回表、ジリアン・アルバヤティが2点タイムリー2塁打を放ち、アメリカのリードを3-0に広げた。
4回裏、ウィットモアはレフト線に二塁打を放ち、リードを5-0に広げ、パスボールで6点目を入れた。
5回表、アメリカは1点を追加。アシュトン・ランスデルがツーアウト二塁で出塁すると、三塁に進み、エラーで得点した。
6回表、バレリー・ペレスが2ランタイムリーを放ち、9-0とした。
日本-メキシコ 10-0
世界No.1の日本は、1回裏に4点を奪い、16対2でメキシコに圧勝。4勝目を挙げ、土曜日の決勝に駒を進めた。
日本の先発は久保夏葵、メキシコはベロニカ・ロモ。
1回裏、日本の1番・三浦伊織がわずか5球でヒットを放ち出塁。しかし、メキシコの捕手、マルセラ・ディアスが二盗を試みた彼女を刺した。
日本の打線はメキシコを圧倒し、2アウト、只埜榛奈が2塁に到達。マドンナ・ジャパンはこの好機を生かし、楢岡美和と生井美桜がそれぞれ二塁打、星川あかりと白石美優がシングルヒットを放つなどの活躍で一気に4-0とリードを広げた。
3回裏、ランナー二塁を背負い、マリセラ・アギレラがロモに代わって登板。アギレラはエラーで日本5点目を許し、続く生井美桜のタイムリー二塁打を浴びた。日本は6-0でリード。
7回裏、白石美優が満塁から2点適時二塁打を放ち、生井美桜がこの日4本目のヒットと5打点目を追加。日本は4番投手セレーネ・ウエルタを相手に得点差でコールド勝利を決めた。
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