15/07/2024 - 20/07/2024

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WBSC Women's Softball World Cup 2024 - Finals - Official Payoff
ワールドカップファイナルステージ優勝候補アメリカが3連覇を目指す
12/07/2024 1 記事を読む目安時間

ワールドカップファイナルステージ優勝候補アメリカが3連覇を目指す

ヘッドコーチのヘザー・ターはチームの役割を理解している。「私たちはどれだけ優れたチームになれるかに尽力しています。偉業を達成するために他の人たちが参考にできるようなお手本になりたいという意欲を燃やしています」

アメリカの女子ソフトボールを語るときに、まずアメリカが世界中の多くのソフトボールのプログラムの手の届かないレベルにあることを語らずを得ない。女子は 1,604 の大学と 15,406 の学校でソフトボールをプレーしていて、その競技人口数は (控えめに見積もっても) 100 万をくだらない。

アメリカは2018年(前回)の女子ソフトボールワールドカップで優勝し、2022年ワールドゲームズでも優勝を獲得し再び世界一となった。7月15日から20日までイタリアのカスティオンス・ディ・ストラーダで開催されるWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージ2024では、アメリカが明らかに優勝候補だ。

「USAソフトボールは目標を掲げ、この夏チームとしてだけでなくソフトボールという競技においてどれだけ優れた成績を残せるかを目指しています」とヘッドコーチのヘザー・ター氏はWBSCに語った。「私たちは、偉業を達成することで他のチームの模範になりたいという意欲を燃やしています。」

Women's Softball World Cup Finals Schedule

ターヘッドコーチ(38)は、ワシントン大学とプロのタンパベイ・ファイアスティックスで選手として活躍し、ハスキーズを2009年の女子ソフトボール大学世界選手権の優勝に導き、2018年にはヘッドコーチとして準優勝に導いた。2021年10月にアメリカ代表チームのヘッドコーチに就任。それ以前にカリフォルニア州アーバインの地元で開催されたWBSC U-19 女子ソフトボールワールドカップ 2019でアメリカを優勝に導いてもいる。

ターヘッドコーチ率いるU-19アメリカ代表の先発メンバーには、2024年投手陣のひとりである Megan Faraimoがいた。ターは、「Faraimoがワールドカップ決勝戦で前回同様に有力であるかどうかが大事なのではない」と述べる。

「代表チーム選手たちが若い選手としての経験を積み、有力な女性選手に成長していくのを見るのはやりがいがあります。アメリカ国内、大学、プロ、海外でのキャリアは、私たちの女性選手たちを成長させ続け、今の彼女たちを形作っています。」

アメリカは昨年、 WBSC 女子ソフトボールワールドカップグループAで圧倒的な強さを見せ、打率.326、ホームラン3本で4勝0敗の成績を収めた。投手陣(Faraimo, Ally Carda, Montana Fouts、 Kelly Maxwell)は25イニングで1失点も許さなかった。

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ファイナルステージに出場する投手陣は、Faraimo、Carda(2020年東京銀オリンピック銀メダリスト)、Maxwell、さらにRachel Garcia(2020東京オリンピックメンバー)。また他にも東京オリンピック銀メダリストのDejah Mulipola(捕手)とHaylie McCleney(外野手)2選手がいる。Faraimo, Carda、 Maxwell の3人は、2023年の代表選手名簿から続投する8選手のうちの3人で、他に Sis Bates(内野手)、Mia Davidson(捕手)、Jocelyn Alo(外野手) 、Hannah Flippen と Savannah Jaquish(ユーティリティー)が残った。

アメリカ代表最終名簿

「私たちのチームは経験豊富で若手もいる。その両方が合わさって、私たちは力を発揮できると思う」とター監督はコメントした。「私たちは良い投球をし、素晴らしい守備をし、必要な時にタイムリーヒットを打ち、長く烈しく戦うつもりだ」

アメリカ(世界ランキング1位)はグループAで戦う。7月15日にカナダ(5位)、 7月16日に第イタリア(6位)、7月17日に中国(17位)と対戦する。グループAの上位2チームは、スーパーラウンドでグループB2位プエルトリコ、3位日本、8位オランダ、10位オーストラリア)の上位2チームと対戦する。

スーパーラウンドの1位と2位のチームは、7月20日土曜日に決勝を行う。

決勝では再びアメリカ対日本の対決になるのだろうか?「我々の使命は、一日一日、イニングごと、一球ごとにこの大会に臨むことです。」とターは語った。「競争とは、最後までベストが求められるときにベストを尽くすことだと思います」