16/08/2024 - 25/08/2024

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WBSC U-15 Baseball World Cup 2024 - Official Payoff
WBSC U-15野球ワールドカップ 出場チームの過去の成績レビュー  世界王座をかけた激しい戦いが繰り広げられる
06/08/2024 1 記事を読む目安時間

WBSC U-15野球ワールドカップ 出場チームの過去の成績レビュー  世界王座をかけた激しい戦いが繰り広げられる

WBSC U-15野球ワールドカップ2024は、8月16日から25日までコロンビアのバランキージャとカルタヘナ・デ・インディアスで開催。この大会は、野球とソフトボールの国際大会史上185回目、野球に限れば114回目の世界王者の座決定の舞台となる。

8月16日にコロンビアのバランキージャとカルタヘナ・デ・インディアスでWBSC U-15ワールドカップ2024が開幕。五輪五大陸から合わせて12チームがWBSC世界一をかけて戦いを開始。8月25日の決勝まで50試合が行われる。

第30回WBSC U-15野球ワールドカップは、野球とソフトボールの国際大会史上185回目、野球に限れば114回目の世界王者決定の場となる。

開幕まであと10日に迫った。今回のワールドカップの参加チームを見てみよう。

参加チームが2グループに分かれ、8月16日から20日までオープニングラウンドを行う。上位3チームがスーパーラウンドに進出し、スーパーラウンド上位2チームが決勝、3位と4位は3位決定戦を行う。

WBSC U-15野球ワールドカップで過去15回のうち13回優勝しているアメリカとキューバは、今大会には参加しない。

WBSC U-15野球ワールドカップ2024の各グループを見てみよう(過去のデータには、13回の世界ユース野球選手権大会、U-16、5回のU-15野球ワールドカップが含まれる)。

グループA

WBSC U-15野球ワールドカップ2024のグループAは、2度の世界王者の日本(世界ランク1位)と、銅メダルを獲得したことがあるドミニカ共和国(9位)の2チームがスーパーラウンド進出の有力候補をはじめ、プエルトリコ(12位)、コロンビア(13位)、イタリア(14位)、グアム(33位)が対戦する。

日本が優勝したのは1989年と1990年の最初の2大会のみ。銀メダル2個と銅メダル1個を獲得して過去5回の表彰台に立っている。最後の表彰台は2016年に自国の日本で獲得した。日本代表は中国で行われたアジア予選の決勝ではチャイニーズタイペイに6-4で敗れたものの、準優勝でワールドカップ出場を決めた。

ドミニカ共和国は今大会4度目の出場、直近3大会で2度目の出場となる。初出場は1994年のメキシコ大会で、カリブ海の宿敵キューバとの決勝戦で敗れた。同大会でのメダルはこれが唯一。2011年ラゴス・デ・モレノ大会(メキシコ)では11位、2016年パナマ大会では6位だった。ドミニカ共和国は3月にアメリカ大陸予選を開催し、プエルトリコとの決勝に5-4で敗れた。

パンアメリカン王者のプエルトリコは、グループ3位の強豪だ。ボカ・チカでの予選を6戦全勝で勝ち抜いた。WBSC U-15野球ワールドカップへの出場は、2022年にメキシコのエルモシージョでデビューし5位に入賞して以来2度目となる。

コロンビアはグループAのアメリカ大陸から3番目のチームであり、開催国として今大会へのワイルドカードを獲得した。今大会はU-15野球ワールドカップへの3度目の出場となる。2016年に日本のいわき大会初出場で6位入賞を果たし、2022年にはメキシコのエルモシージョで9位入賞を果たした。

ヨーロッパ大陸代表のイタリアは10年ぶりのWBSC U-15野球ワールドカップ出場。前回の出場は2014年マサトラン大会(メキシコ)で12位だった。昨年の欧州選手権では宿敵オランダとの決勝戦で5回14-4コールドで敗れたが、イタリアは2位でワールドカップに駒を進めた。今回が5度目の参加となる。

グループAで最下位のグアムは、ニュージーランドとの予選3連戦を制したオセアニア代表だ。グアムは3試合目を13-2で制し2大会連続のワールドカップ出場を決めた。グアムは2022年に初出場し12位でU-15野球ワールドカップの35番目の参加チームとなった。グアムは初日の南アフリカ戦で10-8とWBSC U-15野球ワールドカップで初勝利を挙げた。

グループB

グループBで顔を合わせるのは、メキシコ(世界2位)、チャイニーズタイペイ(5位)、ベネズエラ(6位)、オランダ(7位)、ニカラグア(20位)、南アフリカ(34位)。過去の成績はチャイニーズ・タイペイ(10個)、ベネズエラ(4個)、メキシコ(1個)の合計15個のメダル。

13回目の参加となるWBSC U-15野球ワールドカップでメキシコは2度目のメダル獲得を目指す。唯一の表彰台は2009年の台中大会でアメリカ、キューバに次ぐ3位だった。過去7大会のうち6大会に出場しているメキシコは、アメリカ大陸予選でグループAのライバル、ニカラグアに3-1で勝利して3位となり、ワールドカップへの出場権を獲得した。

チャイニーズタイペイは、WBSC U-15野球ワールドカップ2024の参加国の中で最も表彰台に上ったチームである。1991年メルボルン大会(オーストラリア)で優勝し、銀メダル5個、銅メダル4個を獲得している。過去の出場回数は日本と並ぶ17回となる。アジア予選で日本に6-4で勝利しコロンビア行きの切符を手にした。

過去10大会の参加でベネズエラは2012年金メダル、2001年銀メダル、1998年フェアビューハイツ大会と2014年マサトラン大会の銅メダルの4個を獲得。ベネズエラはアメリカ大陸予選で、ジーザス・チャベスの2ランホームランでブラジルを7-5で下し、劇的な形で今大会への出場権を獲得した。

昨年の欧州選手権の決勝でイタリアに14-4と圧勝したオランダは欧州王者としてコロンビアに乗り込む。最初の3大会で表彰台を逃しているオランダは今大会で初メダルを狙う。過去成績最高は2011年ラゴス・デ・モレノ大会(メキシコ)での7位。

ニカラグアは、2012年チワワ大会(メキシコ)での6位獲得以来、2度目のU-15野球ワールドカップ出場。アメリカ大陸予選ではメキシコとの銅メダル決定戦に敗れ4位でワールドカップ出場を決めた。

今大会のランキング最下位で出場するのはアフリカ大陸代表の南アフリカ。8回目の出場となるが、2018年は12位、2022年は13位に終わった。過去最高成績は、2003年に台湾で開催された9チーム中8位。これまでに出場した13試合中唯一勝利したのは2018年大会で、中国に 5-3で勝利した。