16/08/2024 1 記事を読む目安時間

WBSC U-15野球ワールドカップ2024 1日目　ニカラグアがベネズエラを下し、日本はドミニカ共和国に勝利

初日を終えて、グループAではコロンビア、日本、プエルトリコが、グループBではメキシコ、ニカラグア、チャイニーズ・タイペイが白星発進を決めた。

WBSC U-15野球ワールドカップ2024は金曜日、コロンビアのバランキージャとカルタヘナ・デ・インディアスでの6試合で開幕した。この日は、ニカラグアがベネズエラを4-2で勝利し、日本がドミニカ共和国を12-9で乱打戦を制した。メキシコは南アフリカを13-1の5回コールドで破り、チャイニーズ・タイペイはオランダを11-1で下した。プエルトリコはグアムを5回24-0のコールドで破り、土曜日の00:40に終了したこの日の最終戦では、コロンビアがイタリアを11-4で破った。

カルタヘナでのスケジュールは午後の雨の影響を受け、ニカラグア対ベネズエラの試合は3時間近く、コロンビア対イタリアの試合は2時間の遅れての開始となった。

グループAでは、コロンビア、日本、プエルトリコが、グループBでは、メキシコ、ニカラグア、チャイニーズ・タイペイが首位に立った。

主要リンク

アレハンドロ・ゴンザレスが4打点、エイドリアン・ビジェラが3打点の活躍を見せ、メキシコはバランキージャで行なわれた南アフリカとの大会初戦を13-1の5回コールドで制した。

ゴンザレスは3打数2安打3得点、アレックス・トロサは4打数2安打2打点、ビジェラは3打数1安打と、メキシコの8安打を牽引し、4回の攻撃すべてで得点を挙げた。

メキシコはデレック・ロペスが先発し、3回を4安打1失点3奪三振で勝利した。デレック・ロモとアルフレド・マガーニャはそれぞれ1イニングを無安打無失点に抑えた。

南アフリカは、ルーカス・オルギルが2打数2安打1得点、バレンティーノ・ルーが1打数1安打1得点で、この試合唯一の得点を挙げた。

グループＢの試合はこれからカタルヘナに移る。メキシコは19:00にオランダと、南アフリカは10:30にニカラグアと対戦する。

チャイニーズ・タイペイは、オランダとの試合でカルタヘナ開催のWBSC U-15野球ワールドカップの幕を開けオランダに勝利した。この試合はグループBの開幕戦となった。

チャイニーズ・タイペイの1番打者、Yu-Chia Maは4打数4安打でこの日のチームヒーローとなった。チャイニーズ・タイペイは4回を除くすべてのイニングで得点し、6回コールドで勝利を決めた。

チャイニーズ・タイペイは明日15:00にベネズエラと、オランダは19:00にメキシコと対戦する。

プエルトリコはグアムに24-0の5回コールドで快勝した。初回に7安打9四球の16得点でプエルトリコが試合を大きく動かした。3人の投手がグアムをノーヒットに抑えた。

ダレル・サンチェスは3回を無安打無失点、1四球、6奪三振の好投で勝利投手となった。ヨスニエル・ロサリオとエミリオ・ソリヴァンが5回ノーヒットに抑えた。

プエルトリコは明日19:00からコロンビアと対戦。グアムは10:30からドミニカ共和国と今大会2試合目を戦う。

ニカラグアはカルタヘナでベネズエラに接戦の末勝利した。ニカラグアは4回に4点を先制するとそのまま逃げ切った。

ホスエ・ラモスはマウンドからニカラグアをリードし、4.1イニングをわずか2安打に抑え、勝利投手となった。DHのジュニア・ゴメス2打点の成績で攻撃面をリードした。

土曜日、ニカラグアは2勝0敗を目指しオランダと対戦。ベネズエラは南アフリカを相手に初勝利を狙う。

日本はドミニカ共和国を3時間の激闘の末12-9で下し、バランキージャでの初日を締めくくった。日本は初回に8点を奪ってリードを広げ勝利を収めた。

中島齊志は4打数3安打、3打点、1得点で日本打線をリード。勝利投手は、アジア代表の先発として2イニングを投げた川本晴大。

日本の3人の投手は11打者から三振を奪った。しかし、両チームとも制球に課題があり、ドミニカは9つの出塁を許し、日本は8つの四球を与えた。

両チームとも最初の3打席で得点し、合わせて18得点の乱打戦だった。

主要リンク

コロンビア 11 - 4 イタリア - ボックススコア

6回表-アンデル・エロリアガの走者一掃の三塁打でコロンビアが6点を奪い、再びリードを奪う。イタリアの投手陣はこの回、4つの四球と2死球を与えた。試合は9-4でコロンビアリード。

5回裏-イタリアが逆転勝ち越し！パトリック・シルバが三塁打を放ち、フェデリコ・マガロッティが生還。守備のエラーでイタリアはさらに2点を追加し、4-3でイタリアリード。

4回表 - 先頭のルイス・ガリードが出塁し、セバスチャン・セルバンテスのゴロで得点。コロンビアが3-1でリード。

両チームとも3回に1点を入れる。コロンビアはセバスチャン・ソラーノがゴロで得点し、イタリアはパトリック・シルバがパブロ・スアレスのタイムリーで先制点を挙げた。

1回表 - コロンビアが先制。1-0でリード。

先発投手
コロンビア - #14 - エンリケ・サンチェス（右腕）
イタリア - #24 - タクマ・ルポ（右腕）

プレビュー - カルタヘナ・デ・インディアスでは、この日最後の試合として開催国のコロンビアとイタリアが今大会初戦を戦う。両チームともこれがU-15ワールドカップ初戦。天候の影響で遅れ、始球式は午後9時に予定された。

ドミニカ共和国 9 - 12 日本 - ボックススコア

6回表 - ドミニカ共和国、エウニエル・デ・ラ・クルスの適時打を含む3安打で2点を追加し、再び3点差まで迫った。

5回裏-日本はドミニカ共和国の2つの守備エラーで1点を追加。戸倉光揮が守備エラーで出塁し、この回3アウトになる可能性があったプレーで、その2打席後に捕手ヘフディ・グズマンの送球エラーで得点した。これで試合は12-7で日本がリードを広げた。

4回表-右翼手・戸倉光揮の正確な送球が本塁のフランリー・ゾリージャを仕留め、日本がこの試合初めて回を無失点に抑えた。

両チームとも最初の3回で少なくとも1点は取っている。

3回裏 - 日本は中島齊志のこの試合3本目となるタイムリーで1点を追加。先頭の丹羽裕聖が得点した。11-4で日本リード。

3回表 - ドミニカ共和国がビッグイニングで7点差を3点に縮めた。アルフレド・セーナの2塁打を皮切りに、グスタボ・タルマーレが中前打で1点を返し、グスタボ・タルマーレがセンターへの2点タイムリーでラリーを締めくくった。日本が10-7でリード。

両チームとも2回に2点を取り合う。ドミニカ共和国は日本の左腕、川本晴大の制球難を利用して、2四球と3つの暴投で2点を返した。日本はその裏、砂涼人の左中間を破る2点適時二塁打で2点を返した。試合は10-3で日本がリード。

1回裏 - 日本は初回、中島齊志の右翼の壁にぶつかる2点適時二塁打など8点を入れて先制。日本はこの回、14人の打者を送り、4安打を放ったが、最後はドミニカのショート、アルフレド・セーナの見事なダイビング・プレーで幕を閉じた。日本は8-1のリード。

1回表 - ドミニカ共和国が先制。先頭バッターのフランリー・アングレロが四球で出塁し、アルフレド・セーナのヒットで2塁へ進む。さらにエウニエル・デ・ラ・クルスのセカンドゴロで得点。ドミニカ共和国が1-0でリード。

先発投手
ドミニカ共和国 - #52 - ウィルメ・カナリオ（左腕）
日本 - #18 - 川本晴大（右腕）

プレビュー - 午後7時、バランキージャでドミニカ共和国は日本との対戦で2024年ワールドカップにデビューする。U-15ワールドカップでは、2018年のパナマ大会で対戦し、13-7で日本がドミニカ共和国に勝利して以来、2度目の対戦となる。

2024 U-15 Baseball World Cup - Game 5 DOM vs JPN

ニカラグア 4 - 2 ベネズエラ - ボックススコア

6回裏 - ベネズエラが4-2と点差を縮める。ジーザス・チャベスが暴投で得点し、ベネズエラはノーアウト満塁で追加点のチャンス。しかし、セサル・ロペスの犠牲フライで1点のみを追加した。

5回裏-1アウト77球でニカラグアの先発ホスエ・ラモスに代わり、ケルビン・ディアスが登板。ラモスは3三振、2四球、2安打。試合はニカラグア4-0でリードのまま。

4回表 - ニカラグアが均衡を破る。ジュニア・ゴメスのタイムリーでエニェル・ゴンザレスとファビアン・フローレスを生還させニカラグアが先制。その後、ホアン・サラビアもタイムリーを放つと、ゴメスもボークで得点し、試合は4-0でニカラグアがリード。

3回を終えてスコアは0-0のまま。ベネズエラのネリオ・レイエスとニカラグアのホスエ・ラモスが無得点のまま投げ合う。レイエスは1安打、ラモスは3安打を許した。

17:45 - 2時間45分遅れで、ベネズエラとニカラグアがカルタヘナ・デ・インディアスで対戦開始。

17:13 - 17:45に開始予定が発表。

16:58 - 現地時間17:30試合開始を目指す。

16:40 - カルタヘナの雨が止み、テクニカルコミッショナーが試合再開が可能かの評価を行っている。

14:56 - 悪天候のため試合開始は遅延。

先発投手
ニカラグア - #5 - ネリオ・レイエス（左腕）
ベネズエラ - #7 - ホスエ・ラモス（左腕）

プレビュー - カルタヘナのエスタディオ・デノビエンブレで、ニカラグアはU-15で2度目の対戦となるベネズエラと対戦する。2012年8月20日メキシコのチワワで開催されたU-15野球ワールドカップ第1回大会で対戦した試合では10-7でベネズエラが勝利した。

2024 U-15 Baseball World Cup - Game 4 NCA vs VEN

プエルトリコ 24 - 0 グアム - ボックスコア

5回表-先頭打者を四球で歩かせた後、エミリオ・ソリバンは後続を三者凡退に打ち取り、ノーヒットノーランを達成。

4回裏 - プエルトリコが犠牲フライ、暴投、犠牲フライで3点を追加。これでスコアは24-0。

4回表 - ダレル・サンチェスに代わり、ヨスニエル・ロサリオがマウンドへ。ロサリオはやや制球に苦しみ、グアムは一死で１四球と2死球の満塁チャンスを迎えるが、ロサリオは連続三振でピンチを脱した。プエルトリコはこの回も無安打無失点に抑えた。

3回裏 プエルトリコが3点追加。アンソニー・バディージョとセバスチャン・クルスがタイムリー。守備エラーで3点目。試合は21-0。

2回裏 - プエルトリコ、ホセ・メンデスの2点二塁打でリードを広げる。試合は18-0となる。

1回裏-7安打と9四球でプエルトリコが第1打席で大量の16得点。プエルトリコの捕手エドワード・ピネイロは53分続いたこのイニングで2打数2安打、3打点、2得点をマークした。

プレビュー - プエルトリコはバランキージャでのワールドカップ第3戦でグアムと対戦する。試合開始は午後3時。2022年8月30日にメキシコのエルモシージョで開催されたワールドカップのオープニングラウンドで対戦して以来の2試合目となる。プエルトリコはグアムに13-0で勝利した。

2024 U-15 Baseball World Cup - Game 3 GUM vs PUR

オランダ 1 - 11 チャイニーズタイペイ - ボックススコア

6回裏-チャイニーズ・タイペイが2点を追加して試合終了。先頭のLi-Ya Yuが安打で出塁し、 Cheng-Yu Shihの三塁打で得点、その後、Cheng-Yu Shih自身も右翼への犠牲フライでこの試合最後の得点を挙げ、コールド勝利を決めた。

5回裏-この回4点を奪ったアジア王者のチャイニーズタイペイが9-1のリード。チャイニーズ・タイペイは、Jun-Hao YangとYu-Chia Maの適時打2本と守備エラーがこのイニングの鍵となった。

3回裏-チャイニーズ・タイペイ、ツーアウトからWei Linの二塁打で一塁からYi-Che Tseng が生還し、1点追加。チャイニーズ・タイペイが5-1とリード。

2回裏 - チャイニーズ・タイペイは安打と失策で満塁のチャンスを作ると、Yu-Chia Maが塁を一掃する三塁打で4-1とリード。

1回裏-最初の2プレーで守備のミスが重なり、チャイニーズ・タイペイが同点に追いつく。Yu-Chia Ma がショートのジェディヨン・チリノの守備のミスで一塁に到達し、バントの送球エラーで得点。試合は同点1-1。

1回表 - ライシェルノン・オゲニアが四球で出塁し、フラン＝ジャン・ハセスのヒットで1塁から3塁へ進むと、ケイデン・リールのゴロで得点。オランダが1-0で先制。

先発投手
オランダ - #35 - ジェイデン・エリザベス（右腕）
チャイニーズタイペイ - #15 - Lo Shih - Cheng （右腕）

プレビュー - オランダとチャイニーズ・タイペイは、カルタヘナ・デ・インディアスで10:30から初戦を戦う。U-15野球ワールドカップで対戦したことはない。2018年、チャイニーズ・タイペイはグループAを戦い、3位でスーパーラウンドに進出した。

2024 U-15 Baseball World Cup - Game 2 NED vs TPE

南アフリカ 1 - 13 メキシコ - ボックススコア

4回裏-メキシコはこの回大量の6点を奪い、13-1とリードを広げる。この回、アレックス・トロサとアレハンドロ・ビジェラがそれぞれ2ランタイムリーを放った。

3回裏-メキシコはこの回も3点を入れ7-1とリードを広げる。アレハンドロ・ゴンザレスの2点適時打で6-1とし、その後守備のエラーで得点を重ねた。

2回裏-メキシコは2回裏に1点を加える。先頭のジョエル・バルガスが三塁打を放ち、その1球後にアレハンドロ・コラルのゴロで得点。メキシコが4-1でリード。

2回表-　ルカ・オルギルがこの試合、そして南アフリカの今大会初ヒットを放つ。暴投とパスボールで3塁へ進み、2アウトでバレンティーノ・ルーの適時打で得点。これで3-1に点差を縮めた。

1回裏-メキシコは3点の先制。南アフリカは最初の5打者を相手に4四球を与えて最初の1点を入れられた。さらにアレクサンドル・ウエルタの長打と送球エラーでメキシコは3-0の先制リード。

先発投手
南アフリカ - #42 - バーリク・ヘルマンス（右腕）
メキシコ - #22 - デレック・アレクサンダー・ロペス・ロメロ（右腕）

プレビュー - U-15野球ワールドカップの第1戦は、メキシコと南アフリカがバランキージャのエスタディオ・エドガー・レンテリアで直接対決。U-15野球ワールドカップで両チームは2014年と2022年の2大会のみに出場したが、お互い異なるグループだったためこれが初めての対決となる。始球式は10:30の予定。