日本 終盤に追い上げコロンビアを破り3勝目

世界ランキング1位の日本は月曜日、同11位のコロンビアを7-1で破り、戦績を3勝1敗とした。試合は実際は最後まで接戦だった。コロンビアは2-1の１点を追って7回裏を迎えたが、日本は西村進之介が3ランホームランを放つなど5点を奪ってリードを広げた。日本はWBSC U-23野球ワールドカップ2024のスーパーラウンド進出に向けて絶好の位置についた。

先制点はコロンビアが挙げた。3回表にダリオ・ボレロがワンアウトから二塁打を放ち、日本の先発・松田賢大を相手にコロンビアの初安打を記録した。さらにジャン・ピエール・ヘナオのチョッパーを放つとこれを松田がグラブの先で触って一塁の今里凌が間に合わずボレロが三塁に到達。１番打者のカルロス・アローヨのタイムリーで生還した。日本はダブルプレーでこの回を切り抜けた。

3回裏、先頭の吉川海斗が二塁打を放ち、暴投で三塁へ進んだ。コロンビアの先発サンティアゴ・ブランコは林拓馬に四球を与えた。西村進之介の深いレフト犠牲フライで、吉川が頭から滑り込んで得点して１点を返し同点に並んだ。

ブランコがこの回2つ目の四球を与えると、コロンビアのロドリゴ・エスコバル投手コーチがマウンドに上がり試合が中断。再開するとブランコは三者凡退に抑えた。

5回表、日本のマウンドには笹森公輔が上がったが、ダリオ・ボレロとジャン・ピエール・ヘナオが連続ヒットでこれを迎えた。右腕・笠森はポップアウトとゴロで危機を脱した。

日本は5回裏、左腕のダビド・ブルゴスがブランコの救援に立ち、田浦由亮と西村進之介が連続三塁打で出塁してリードを奪った。

コロンビアは山田拓也を内野ゴロに仕留め、その後、右腕カルロス・メサと交代。メサは村上裕一郎を空振り三振に仕留めた。

6回裏、日本はスコアを広げた。先頭の今里凌がヒットで出塁し、野口泰司が右中間を破る2塁打で得点した。

メザは連続四球を許し、満塁のピンチでルーベン・タピアスと交代。左腕のタピアスは最初のアウトをレフトフライに仕留めたが、野口が3塁から生還。2アウトで西村進之介が2球目を捉えて右中間フェンス直撃のダメ押しのホームランを放った。

最後の3アウトは松田航瑠が取った。

グループAからスーパーラウンドに進出する絶好の位置にいる日本（3勝1敗）はオープニング・ラウンドの最終戦をイギリス（0勝4敗）と戦う。コロンビア（1勝3敗）は10位プエルトリコと対戦するが、その後プレースメント・ラウンドに進む。