06/09/2024 - 15/09/2024

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WBSC U-23 Baseball World Cup 2024 - Official Payoff
日本が決勝を制し、2大会連続のWBSC U-23野球ワールドカップ制覇 3位はニカラグア
15/09/2024 1 記事を読む目安時間

日本が決勝を制し、2大会連続のWBSC U-23野球ワールドカップ制覇 3位はニカラグア

日本は決勝でプエルトリコを5-0で完封し、WBSC U-23野球の世界一連覇を果たした。プエルトリコの2位入賞は過去最高成績。ニカラグアは3位決定戦で中国を3-1で下し、U-23ワールドカップ初のメダルを獲得した。

中国・紹興で行われた決勝で、日本(世界ランク1位)がプエルトリコ(10位)に完封勝利し、WBSC U-23世界野球王者に決定した。2016年、2022年に続き、侍ジャパンはこの年代で2大会連続3度目の優勝を果たした。

川口朋保監督は通訳を介し、「オープニングラウンドでのプエルトリコ戦の敗戦から多くを学んで強打者たちへのアプローチの仕方を理解し、それが勝利の土台となりました」と振り返った。

プエルトリコのスター外野手エドガルド・ビジェガスは「ベストを尽くしました。力いっぱい打ちましたが、運がなかったと思います。日本チームを称えます。彼らの野球はすばらしかった」と語った。

プエルトリコの銀メダル獲得は、U-23野球ワールドカップでの過去最高成績となった。これまでのプエルトリコの最高成績は8位(2018年)と9位(2022年)。野球ワールドカップでの優勝歴は、1951年のメキシコ大会(当時はアマチュア・ワールドシリーズと呼ばれていた)以来である

プエルトリコは、伝説の殿堂入り選手ロベルト・クレメンテを偲び、決勝のユニフォームに彼の背番号21を掲げた。

ニカラグア(世界17位)は24位の中国(24位)を下し、WBSC U-23野球ワールドカップで過去最高の成績を獲得した。ニカラグアは2016年に5位、U-21ワールドカップ2014では4位だった。

また、今大会がデビュー戦となった中国(4位)とイギリス(11位)、そして2022年の8位が最高だったオランダ(7位)も過去最高の成績を収めた。

WBSC U-23ベースボールワールドカップ2024のメダルデーは早くも始まった。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と現地組織委員会(LOC)は、天気予報によりメダルラウンドのスケジュールを変更した。

台風12号(べビンカ)が中国南部に接近中で、午後遅くに直撃する見込みだったため、悪天候が予想されていたが、実際、閉会式が終わった数分後には雨が降り始めた。

大会リンク

日本-プエルトリコ 5-0

日本が決勝を制し、U-23王者2連覇を達成した。長久保滉成が最初の4イニングを投げ、残りの3イニングを笹森公輔が投げた。

プエルトリコの先発は右腕ルイス・リベラ、日本は左腕の長久保滉成。

初回、山田拓也が初球を捉えて出塁し、続く2打者も出塁して満塁のチャンスを作ると、高橋隆慶のセカンドへのゴロをプエルトリコがセカンドで併殺できず、山田が三塁から生還して日本が先制した。

続いて、吉川海斗のゴロの間に今里凌が生還して2点目を追加。

1回裏、プエルトリコもヒットでスタートを切り、エドガルド・ビジェガスが初球を捉えて出塁するが、ランダル・ディアスの打席でダブルプレーに倒れた。

2回表、プエルトリコは、1アウト走者一塁の場面でブルペンから左腕ジョルハン・ラボイを呼んだ。

3回裏、走者一、二塁の場面で、三塁手の高橋隆慶がエドリック・フェリックスの激しいゴロを飛び込んで止めて二塁でアウトに仕留め、2アウト目を記録した。

5回裏、日本のマウンドには笹森公輔が上がった。

前大会U-23世界王者の日本は、西村進之介がリリーフのシャダイ・コロンの初球に反応し、タイムリーヒットで3-0とリードを広げた。

プエルトリコはルーカス・ベガにマウンドを託したが、日本は相羽寛太がタイムリーでこれを迎え、4-0にリード。

村上裕一郎の犠飛で5-0のリードで7回裏へ。

7回裏、プエルトリコは、先頭のルイス・エルネンデスがヒットで出塁。笠森はピンチランナーのジャンディエル・フェリシアーノを一ゴロ、さらにジルベルト・トーレスをダブルプレーに仕留め、続くララクエンテは8球の末、三振に仕留めて試合を終えた。

試合レポート

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ニカラグア-中国 3-1

スターリング・オロスコは中国を5安打に抑え、ニカラグアはU-23ワールドカップ過去最高の成績となる銅メダルを獲得した。

ニカラグアの先発は右腕スターリング・オロスコ、中国は右腕のJuyun Lin。

一塁手エンマニュエル・トゥルヒーヨがタイムリー三塁打を放ち、ニカラグアが2-0で先制リード。

3回表、ニカラグアはリリーフのXiwng Wangを相手に右翼手ゴドウィン・ベネットが右中間へ適時打を放ってリードを3-0とした。

3回裏、中国のYi Zhouが適時打を放ち初得点を入れた。

4回表、捕手Shuai Wangの果敢なプレーがニカラグアの加点を阻止した。

オロスコは5回と6回の間に中国に1点しか許さなかった。ブライアン・トーレスは7回裏を完璧に抑え、ニカラグアの3塁獲得を決定づけた。

試合レポート

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