中国・紹興で開催中のWBSC U-23野球ワールドカップ2024のスーパーラウンド最終戦を迎えた。土曜日のスーパーラウンド3日目のナイトゲームで、日本は韓国を、中国はニカラグアを完封し、メダルラウンド進出を決めた。
プエルトリコ(世界10位)と日本(1位)は決勝進出が決定。
中国(24位)とニカラグア(17位)は3位と4位に入り、3位決定戦で戦う。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と現地組織委員会(LOC)は、9月15日(日)のスケジュールを天気予報により変更したことを発表した。
台風12号(バビンカ)が中国南部に接近しており、日曜日の昼過ぎに上陸する可能性が高いため悪天候が予想される。
3位決定戦ならびに王者決定戦は、9時(現地時間)から中国・紹興の野球ソフトボール文化センターで同時に行われる。
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中国-ニカラグア 4-0
中国は最高のパフォーマンスでニカラグアを完封し、スーパーラウンド3位で3位決定戦進出を決めた。ニカラグアは惜敗したが4位に入れば、9月15日(日)の3位決定戦に進出できる。
ニカラグアの先発は右腕のサミュエル・グアダムス、中国はWei Zhao。
中国の先頭打者は四球で出塁すると、犠打で三塁に進み、Yuyang Liの適時打で得点した。
Yi ZhouとWentao Zhangもヒットを放ち、中国はリードを2-0に広げ、グアダムスを降板させた。ニカラグアは左腕フアン・ゲイタンを救援に立たせてこの打席を切り抜けた。
ニカラグアは1回と2回に出塁してチャンスを作るが、中国は完璧なダブルプレーで2回裏を締めくくった。
3回表、ガイタンは無死一、二塁のピンチを招き降板。リリーフの左腕・カルロス・ロドリゲスが二塁走者で牽制球で刺し、最初のアウトを記録した。
6回表、中国は4-0とさらにリード。 Qirui Wuのタイムリー三塁打で1点を重ね、スピードのある1番打者・Xudong Zhuがリリーフのブライアン・トーレスから放ったバントでヒットで、Wuが三塁から生還した。
Wei Zhaoが完投勝利を収めた。
日本-韓国 2-1
日本はビハインドからスリリングな展開で韓国を下した。韓国は7回裏に同点に迫る勢いだったが、侍ジャパンのリリーフ・松田航瑠が間一髪で捕手の野口泰司に送球し、大事な2アウト目を奪った。
日本の先発は右腕・後藤凌寿、韓国は18歳の左腕Taehyun Kim。
2回表、韓国が先制に成功。Hyeonjun RyuがDoohyun Kimの犠牲フライで3塁から生還した。
Taehyun Kimは5回表にノーヒットに抑えが、その後に最初の安打と5つ目の四球、2失策で満塁となり降板した。
林拓馬の満塁本塁打で日本が同点に並んだ。
韓国が浦和博の2ゴロをダブルプレーに仕留められず、前大会世界王者の日本が勝ち越した。
6回表、日本は西村王雅がマウンドに上がる。7回表、Hyeonjun Ryuが二塁打で出塁し、犠打で三塁に進んだ。
日本は右腕の松田航瑠をマウンドに送る。Sungmin Choi は本塁前でスクイズを決めたが、松田が打球に素早く反応して捕手の野口泰司に返し、大事な2アウト目を奪った。Jinhyung Kimをレフトフライに打ち取り、最後のアウトを取った。
プエルトリコ-ベネズエラ 3-0
プエルトリコはベネズエラを完封してスーパーラウンドを終え、決勝の日本戦に向けての準備が整った。
ベネズエラの先発は右腕オズワルド・モリ、プエルトリコは右腕ルイス・ロドリゲス。
金曜日の韓国戦のヒーロー、ジャンケル・オルティスがプエルトリコの先制点を奪った。オルティスは3回裏に二塁打で出塁し、オスバルド・トーレスのタイムリーで本塁に生還。プエルトリコはさらに暴投で1点を加えた。
4回、プエルトリコは左腕イェディエル・クアドラードをマウンドに送り、その裏ベネズエラのマウンドにはホセ・グスマンが上がった。
5回表、ベネズエラは3人の走者を残し得点チャンスを逸した。クアドラードが二死満塁のピンチを招いたが、リリーフの左腕オマール・メレンデスが3アウト目を取った。
5回裏、ベネズエラは本塁で3アウト目を奪った。ララクエンテがジョン・モンテスの安打で二塁から得点を試みるが、右翼手のセサル・イドロゴの弾丸送球で得点を阻まれた。
6回裏、プエルトリコは、ダニエル・フィゲロアが追加点。アンヘル・グスマンの二塁打で三塁に進み、パスボールで得点した。
7回表、プエルトリコはカルロス・ローゼスが登板し終わらせた。
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