世界ランキング1位で前大会優勝の日本は、9月15日(日)に行われるWBSC U-23野球ワールドカップ2024決勝でプエルトリコ(10位)と対決する。
日本(世界ランク1位)は、金曜日の午後の試合でニカラグア(17位)を破り、単独2位についた。プエルトリコは韓国(6位)をドラマチックに破り、スーパーラウンド無敗を維持した。
プエルトリコ(4勝)は唯一の無敗トップ。日本と3勝で並ぶことができるのはニカラグアだけだが、日本との直接対決に敗れたためいずれにせよ3位となる。
中国(24位)はベネズエラ(5位)に逆転勝ちを決め、両チームとも銅メダルをかけて戦うチャンスが残された。
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中国-ベネズエラ 6-5
中国はビハインドからベネズエラを下し、3位決定戦進出のチャンスを得た。ベネズエラは7回裏、同点に並ぶ可能性があった。
ベネズエラの先発投手は右腕のミゲル・オリバレス、中国は左腕のCairang Huadan。
Cairang Huadanは三塁手のAiqi Zhangの好守に助けられ、初回を切り抜けた。
2回裏、捕手のジョバンニ・リベロが初球を叩き、左翼越える2ランホームランを放ち、ベネズエラが先制。
3回表、中国が同点に並ぶ。ショートのQirui Wuが1アウトランナー1塁の場面でタイムリー三塁打、続くTyanyuan Huが2アウトからタイムリー二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
6回表、リリーフのエイドリアン・ルナが一死二塁の場面でマウンドに上がるが、Wentao Zhangのタイムリーで中国が勝ち越しの1点をいれ、さらに満塁で四球押し出しで1点を加えた。
7回表、中国はYi Zhouの2点適時二塁打で2点を追加した。
7回裏、ベネズエラはあきらめず、ルイス・カスティーヨとペドロ・マルティネスのタイムリーとブレイナー・ボナチの犠牲フライで3点を返し、延長戦まであと1点というところまで迫った。
しかし、同点に追いつかれそうな場面で、左腕のXiang Wang がアレクサンダー・ペーニャをフゴロに仕留め、中国がスーパーラウンド初白星を挙げた。
プエルトリコ-韓国 3-1
プエルトリコは二塁手ジャンケル・オルティスの3ランホームランで韓国に勝利し9月15日(日)の決勝進出を決めた。
プエルトリコの先発は右腕アグネル・ミランズ、韓国は右腕 Kiho Park。
この2人の先発投手が投げ合い、4回まで両チームとも無失点、合わせて2安打だった。
5回表、韓国は無安打で先制点を奪う。ピンチランナーのイム・サンウが二塁手ホン・デインの完璧なスクイズバントで三塁から得点した。
しかしリードは長くは続かず、5回裏、二塁手ジャンケル・オルティスが今大会7打席目にして3ランホームランを放ち、プエルトリコがリードした。
6回表、韓国は2塁ランナーを出したが、得点につながらず。
6回裏、リリーフのWonpyo Hongは満塁のピンチをダブルプレーで切り抜けた。
日本-ニカラグア 9-1
日本は10安打を放ち、ニカラグアに4安打しか許さなかった。前大会王者・日本は、スーパーラウンド2位を独走している。
日本の先発は右腕の笹森公輔、ニカラグアは右腕アンヘル・カナレス。
1回表、一死二塁から高橋隆慶がタイムリー二塁打を放ち、前大会王者・日本が先制した。
2回表、山田拓也が右翼越え2点本塁打を放ち、日本のリードを広げた。
ニカラグアはカナレスから右腕ジャレッド・アルビルに交代させ、ピンチを回避した。
3回裏、エンマヌエル・アブルトがニカラグアの初ヒットを記録したが、二塁を越えることはできなかった。
4回表、カルロス・ロドリゲスがマウンドに上がると、有馬諒をダブルプレーに打ち取り、山田拓也も凡退させ、わずか2球で回を終えた。
5回表、二死で、日本は4得点を奪いリードを重ねた。吉川海斗がタイムリーを放ち、西村進之介が浅い右中間への2点タイムリー二塁打で続いた。
ロドリゲスからフランシスコ・ロブレトに交代したが、相羽寛太が5球目を選んで適時打を放ち、日本のリードを7-0に広げた。
6回裏、ニカラグアは、リリーフの佐藤亜蓮を相手に得点に成功。この右腕の佐藤は2打者に死球を出し、さらに暴投で進塁を許し、カラグアはオドラニエ・マラモロスのセカンドゴロで得点し1点を返した。
7回表、ピンチヒッターの浦和博がランニングホームランを放ち9-1までリードを広げた。
7回裏、松田航瑠が登板し試合を締めた。
プエルトリコはアレハンドロ・ゴンザレスが7回裏をパーフェクトに抑え、セーブを挙げた。
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