平潭でWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップグループB開催　6チームが水曜から試合開始

日本（世界2位）、プエルトリコ（3位）、オランダ（6位）、イタリア（7位）、中国（11位）、ペルー（15位）が、WBSC U-18女子ソフトボール・ワールドカップ・グループBのために中国・平潭に集まり、水曜日に開幕する大会前夜祭でメディアの前に姿を見せた。

WBSCのベンチュウ・ロー事務局長は、世界野球ソフトボール連盟（WBSC）が平潭で開催されることに胸を躍らせていると述べ、「豊かな歴史を持つ中国はいつもすばらしいですね。WBSCの大会を開催できることは本当に名誉なことです」と語った。

「この大会は、多くの選手にとってオリンピック選手としてのキャリアの始まりでもあり、東京2020はその好例です。前回のオリンピックソフトボールに参加した90人の選手のうち、46人がU-18女子ソフトボールワールドカップを経験していました」とロー事務局長は語った。

開催都市の代表として、平潭総合実験区旅行文化体育局のChangchun Wei 代表はまず、チーム、関係者、スタッフを歓迎し、「世界野球ソフトボール連盟と中国ソフトボール協会の支援に心から感謝しています。今後もより緊密な連携を期待し、中国と世界のソフトボールに貢献していきたいと思います」と同氏は語った。

中国ソフトボール協会のXu Chen会長は、WBSC U-18女子ソフトボールワールドカップグループBの開催を実現したスタッフに感謝の意を表した。「この世界レベルのソフトボールの祭典をスムーズに展開できたのは、皆さんの努力とたゆまぬ努力の賜物です」

 Chen会長はまた、「大会の結果にかかわらず、対戦相手から学び、自分自身を向上させるあらゆる機会を大切にしてください」と述べた。

イタリアのヘッドコーチ、アンドレア・ロンガニャーニは 「可能な限り最高のソフトボールをプレーし、来年の出場権を確保することが目標です。中国など他のチームはとても強いので今大会はどの試合も決勝戦のようなものです」と語った。

日本代表の佐藤洋介ヘッドコーチは、日本ソフトボールがWBSC/KONAMI女子ソフトボール世界ランキングで首位をキープするための秘訣を問われ、「私たちは育成を重視しており、年齢に応じて選手を強化する大会を開催したりコーチや指導者の育成に力を注いでいます」と答えた。

オランダ代表のサンネ・ボルフイスヘッドコーチは、オランダの最高峰リーグでの試合などで準備を進め、「リトルリーグ・ワールドシリーズや22歳以下のヨーロッパ選手権にも参加しました」と語った。

ペルーのヘッドコーチ、フリオ・セサルはインタビューの中で、「今日ここにいるすべてのチームと同じく、私たちの目標は勝つことです。結果はどうであれ、私たちは他のチームから貴重な教訓を学び、経験を積みたいと思います」と意気込みを語った。

世界ランキング3位のプエルトリコのヘッドコーチ、アレクシス・バルボサも、「私たちの目標もワールドカップで次のステージに進むことです 」と名言したが、「どのチームも強いし、試合では何が起こるかわかりません」と謙虚に加えた。

大会開催国である中国のWeigang Huangヘッドコーチは、まず選手、コーチ、スタッフ全員が中国の平潭に到着したことを歓迎し、「私たちはワールドカップの準備のために160日以上トレーニングをしてきました。選手たちもフィットネスとテクニックの向上に励んできており、来年のファイナルステージへの出場権を獲得する自信があります」と語った。

8月14日から18日まで開催されるWBSC U-18女子ソフトボールワールドカップグループBでは全19試合が行われる。現地時間13:00開からのペルー対日本の試合で開幕し、16:00にオランダ対プエルトリコ、19:00から中国対イタリア戦が行われる。

全試合はWBSCの公式オンラインストリーミングプラットフォーム「GameTime」で視聴できる。中国では中国ソフトボール協会のWeChatアカウント、現地のスポーツストリーミング番組プロバイダーhupu.com、miguvideo.comで試合の視聴が可能だ。