15/07/2024 - 20/07/2024

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WBSC Women's Softball World Cup 2024 - Finals - Official Payoff
日本がオランダを撃破、無敗でスーパーラウンドへ
17/07/2024 1 記事を読む目安時間

日本がオランダを撃破、無敗でスーパーラウンドへ

オリンピック金メダルの日本は序盤で劣勢に立たされたが、6回裏に同点に追いつき、7回裏に逆転勝ちという劇的な幕切れを演出した。伝説の投手、上野由岐子がブルペンから4.2イニングを見事に投げ抜き、勝利を手にした。

イタリアのカスティオン・ディ・ストラーダで開催中のWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルステージ2024では、2日、世界ランキング3位の日本がオランダ(世界8位)と対戦。日本は7回裏に代打・須藤志歩のサヨナラ打でオランダに4-3で勝利した。

オランダは後藤希友と三輪さくらを相手に序盤からリードを奪い、7回裏まで持ち込んだ。42歳、2度のオリンピック金メダリストである伝説の投手、上野由岐子がブルペンから登場し、4.2イニングの見事な投球で勝利を手にした。

1回表、死から捕手のブレンダ・ビアスが、日本先発の後藤希友からポテンヒットで出塁し、続くマキシム・ヴァン・ダーレンの中前安打で塁を進める。しかし後藤は三振と死球でこの回を切り抜けた。

2回表、後藤は2つの四球を許したが、3つのフライで切り抜けた。

3回表、先頭のビアスはヒットで出塁。後藤は次の打者を四球で歩かせ、三輪さくらと交代した。

オランダはバントでランナーを三塁と二塁に進めると、スーカ・ファン・ガープが中前適時打を放ち、オランダが1-0と先制。さらにウィシンクもセンターへのポテンヒットで得点につなげ、2-0とした。

その後もオランダは粘り強い試合を運ぶ。シンディ・ファン・デル・ザンデンが2ストライクのカウントからセンターへタイムリーを放ち3点目。日本はブルペンから上野由岐子が登場。2度のオリンピック金メダリストである上野由岐子が三者凡退に抑えてこの回を切り抜けた。

3回裏、藤本麗は、1アウトからバントで出塁。2アウト、藤本は三塁に進塁したが、ヴァン・アルストがゴロに仕留めてこの回を切り抜けた。

4回裏。石川恭子が内野安打で出塁。彼女は盗塁と暴投で三塁に進んだ。一死、ファン・アルストは下山絵理を四球で歩かせピンチに陥るが、坂本結愛を空振り三振に仕留めて2アウト。日本はダブルスチールで得点を試みるが、石川が得点する前にオランダが下山を刺した。

5回裏二死、藤本は内野安打で出塁し、二盗を決めた。ファン・アルストは次の打者を歩かせたが、二塁でフォースアウトでこの回を切り抜けた。

6回裏、先頭の石川が安打で出塁すると、塚本蛍がの送りバントで二進。塚本は一塁でアウトの判定を受けたが、ビデオ判定で判定が覆った。下山絵理が8球目を右中間へ運んで走者一掃し、オランダのリードを3-2に縮めた。

オランダはリサ・ホップがファン・アルストを救援に立たせるが、失点を止めることはできなかった。下山がゴロで三塁に進み、工藤環奈のヒットで同点に追いついた。

7回裏、日本は逆転に成功。先頭の切石結女が安打で出塁すると、中川の送りバントで三塁へ進んだ。石川は送球エラーで一塁。

代打の須藤志歩は注意深く2球目を選んでピッチャーの頭上に叩き込こみサヨナラ打。三塁から切石が生還して試合が終わった。