12/06/2024 - 16/06/2024

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XVIII Men's Softball World Cup 2024 - Group A - Official Payoff
WBSC男子ソフトボールワールドカップ・グループAプレビュー エルモシージョでオーストラリアが二連覇を目指す
11/06/2024 1 記事を読む目安時間

WBSC男子ソフトボールワールドカップ・グループAプレビュー エルモシージョでオーストラリアが二連覇を目指す

上位2チームが来年のファイナルステージに進出する。グループA出場チームのうち3チームが過去にメダルを獲得しており熾烈な戦いが予想される。オーストラリアは金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個を保持しており、メキシコとベネズエラはともに銀メダル1個と銅メダル1個を獲得している。

第18回男子ソフトボールワールドカップがいよいよ水曜日に開幕し、世界トップ15チームのうち6チームが来年のファイナルステージに進出する2枠をかけてグループAで戦う。エルモシージョでオーストラリアはチェコ、ドミニカ共和国、メキシコ、フィリピン、ベネズエラと対戦する。

グループAの参加チームのうち3チームが過去にこの大会でメダルを獲得している。オーストラリアは金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個、メキシコとベネズエラはともに銀メダル1個と銅メダル1個を獲得した。

オーストラリア

  • MSWC出場回数: 11回
  • 最高成績: 優勝 (2009、2022)
  • 2022年度最終成績: 優勝
  • 世界ランク: 2位

オーストラリアは2022年に2度目の優勝に輝いた。オークランド大会で優勝した左腕投手ジャック・ベスグローブをはじめ、2022年ワールドカップの優勝メンバー10人を擁する。グループA優勝候補の一角だ。

スコット・サンリーは、オージー・スティーラーズのヘッドコーチとしてデビューする。「ハードワークを続け、正しい決断を下し、試合から常に学べることを理解すれば、ここ数年で築き上げた成功を継続できます。2024年、そしてその先に何が待っているのか非常に楽しみです」」とサンリーは言う。

2009年にカナダのサスカトゥーンで開催された世界選手権の決勝では、アダム・フォーカードがノーヒットノーランの歴史的な活躍をみせてオーストラリアは初の世界タイトルを獲得した。フォルカードは2022年にも優勝している。

チェコ

  • MSWC出場回数: 10回
  • 最高成績: 6位 (2000)
  • 2022年度最終成績: 9位
  • 世界ランク: 6位

欧州王者のチェコは5年ぶりのワールドカップ8強復帰を目指す。8強に入った5年前の2019年大会は自国のプラハでおこなわれた。このため、ヤロスラフ・コルチャク・ヘッドコーチは国際経験豊かでサークルで圧倒的な存在感を持つミハエル・ホロブラデクとヤクブ・オシツカの2投手に期待する。

2022年の男子ソフトボール・ワールドカップには10人の選手が出場したが、チェコはプレーオフに進むことができず、4勝4敗の9位に終わった。

「準備万端だとおもいます。代表チームやアメリカ、カナダでプレーしている国際経験豊かな選手が揃っています。ファイナルステージまで進めると信じています」とコルチャク・ヘッドコーチは加えた。

ドミニカ共和国

  • MSWC出場回数: 6回
  • 最高成績:5 位 (20015、1984)
  • 2022年度最終成績: 不出場
  • 世界ランク: 14位

ドミニカ共和国は7年ぶりのワールドカップ出場で国際舞台への復帰を果たした。中米カリブ海競技大会サンサルバドル2023で金メダルを獲得し、その翌年4月のパンアメリカン選手権では銅メダルを獲得。両大会でドミニカはメキシコ、ベネズエラとそれぞれ1勝1敗で分け合った。

この2大会での成功の一因は、チームを牽引したベテラン右腕、ヤン・カルロス・ゴンザレスの存在だ。ゴンザレスは、ベネズエラで開催された今年のパンアメリカン選手権でチームを銅メダルに導き、メンバーの中で最も重要な役割を果たした。23.3イニング投球、43奪三振、防御率1.48、4勝0敗の成績を残した。

またゴンザレスは昨年の中米カリブ大会サンサルバドル2023ではドミニカ共和国を金メダルに導き、勝利数(4)、防御率(0.94)、イニング数(22.1)、奪三振数(43)という圧倒的な成績を残した。

メキシコ

  • MSWC出場回数: 13回
  • 最高成績: 2位 (1966)
  • 2022年度最終成績: 不出場
  • 世界ランク: 9位

投手陣は、シニア・ワールドカップ初出場となる3人の若手で構成。 昨年のU-23男子ソフトボールールドカップでメキシコ・チームを4位に導いたホセとイエスのバルデス兄弟、そして昨年のU-18男子ソフトボールワールドカップで銀メダル獲得に貢献したエルモシージョ生まれのカルロス・パーラだ。今大会でのメキシコチームの成功は、彼らのパフォーマンスにかかっている。

主将のルーベン・デルガディージョとスラッガーのエドガー・ロペスを筆頭に、国際舞台で長いキャリアと実績を持つベテラン選手がチームの中核を担い、捕手のクリスチャン・デル・バジェやショートのダビド・ディアス(昨年のU-18男子ソフトボール・ワールドカップのスター選手)、U-23チームのディアス、アベラルド・ペニュエラス、ジョーダン・ソロリオといった新星も加わっている。

中米カリブ大会(2023年サンサルバドル)で銀メダルを獲得したメキシコは、男子ソフトボール・ワールドカップで1966年(銀)と1968年(銅)の2つのメダルを獲得した。

フィリピン

  • MSWC出場回数: 11回
  • 最高成績: 4位 (1968)
  • 2022年度最終成績: 10位
  • 世界ランク: 15位

30代の選手が3人しかいない若いフィリピン代表は、グループAの最下位チームとしてエルモシージョに到着するが、代表選手のうち10人は2022年ワールドカップに出場しており大会の経験がある。デンマーク・バタン、レーガン・パルコ、ジェロン・リパリップはプラハ2019でもプレーした。

フィリピンは、前回の2022年ワールドカップの10位を含め、過去11大会出場のうち8回でトップ10入りを果たしている。しかし、フィリピンはマニラで開催された1992年以来、8位以内に入ったことがない。過去9回のワールドカップのうち8回出場。

男子ソフトボール・アジアカップで15.2回無失点、19奪三振の好投を見せたジュリアス・デラクルスがフィリピンの主戦投手となりそうだ。

ベネズエラ

  • MSWC出場回数: 10回
  • 最高成績: 2位 (2013)
  • 2022年度最終成績: 6位
  • 世界ランク: 5位

ベネズエラはベテランチームで、30代の選手が12人、そのうち34歳以上の選手は8人いる。アンヘル・アダメスがチーム最年少の22歳だ。

ベネズエラのワールドカップでの最高成績は、決勝でニュージーランドに4-1で敗れた2013年のオークランド大会だ。その歴史的なチームから2人の選手、ソフトボールのレジェンド、ラファエル・フローレスとエリック・ウルバネハがエルモシージョのベネズエラ代表に選ばれた。フローレスは7度目のワールドカップ出場(2009年、2013年、2015年、2017年、2019年、2022年)、ウルバネハは8度目の男子ソフトボール最大の国際大会出場となる。サスカトゥーン2015でも銅メダルを獲得している。

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