チャイニーズ・タイペイ　初の女子野球世界タイトルを目指す

台湾南部の中正大学での1ヶ月間のキャンプを終えたチャイニーズタイペイ（世界ランク2位）は、世界ランキング2位がカーネクストpresents WBSC女子野球ワールドカップファイナルステージ2024に出場するためカナダのサンダーベイに向かう途中、台風12号（ゲーミ）に遭遇し、悪天候のため東京で1泊することを余儀なくされた。

「キャンプ中の主な仕事は、今シーズンで最も重要な試合に向けて全員が準備を整えることでした」と、Jui-Nan Cheng監督はWBSCに語った。「選手たちはワールドカップに至るまでいくつかの大会に出場してきましたので、選手たちは心身ともに大きな挑戦に立ち向かう準備はできていると自信を持って言えます」

「経験こそがこのチームの最大の特徴であり、ほとんどの選手が多くの国際大会を経験しています。私たちの目標は金メダルを獲得することです」とJui-Nan Cheng監督は付け加えた。

チャイニーズ・タイペイはWBSC女子野球ワールドカップの全8回に出場しており、前回2018年大会は最高成績の準優勝だった。

この登録メンバーには昨年三好市で開催されたグループBで日本に次いで2位となったチームの中心選手たちが名を連ねている。チャイニーズ・タイペイの20人の選手登録は、スター・ショートのYu-Ying Hsieh、先発投手で5割バッターのChiao-Yun Huang、先発投手のYu-Pei Chenなど2023年に出場した12人を数える。

投手陣に新たに加えられたのはChing HuangとYi-Hsuan Chiuだ。

「Ching HuangとYi-Hsuan Chiu はまだ大学生です。シニアのチームメイトが貴重な経験を彼女たちに伝え成長させてくれると確信しています」とCheng監督。

日本に留学して日本で野球をプレーする初の台湾人女子野球選手となったChing Huangは、2021年に高知中央高校で女子甲子園に出場。現在も平成国際大学でプレーしている。

もう一人新たに加えられた注目は40歳のキャプテン、Shi-Mei Shuだ。元ソフトボールの国際選手だったShuは、2003年に野球に転向。2010年から2014年まで少年野球の各レベルでコーチを務め、その後選手として復帰した。

代表メンバー

投手 (8) Chi-Fen Chen、 Yu-Hsuan Chen、 Yu-Pei Chen、 Yi-Hsuan Chiu、 Yun-Huang Chiao、 Ching Huang、You-Xian Lan、 Yu-Chuan Tu
捕手(2) Shih-Yun Lee、Li-Ching Huang
内野手 (5) Wen-Ching Hsieh、 Yu-Ying Hsieh、 Chia-Yu Lin、 Yi-Ting Wang、 Ai-Wei Yang
外野手 (5) Hsiao-Mei Chen、Pei-Chen Huang、Yen-Tzu Hung、Hui-Mei Li、Shi-Mei Shu

Jui-Nan Cheng 監督のスタッフは、 Po-Yu Chen、 Lin-Tsai Cheng 、Ming-Huei Huang（2023年チームの監督）。